大阪関西万博の喫煙所どこ?過去メタンガス検出・事故場所も地図で確認!

大阪・関西万博の会場内に、新たに3カ所の喫煙所が設置されることが明らかになりました。
過去には会場内でメタンガスが爆発事故を引き起こした経緯もあり

「新しい喫煙所の場所は安全なの?」

「また危険な区域じゃないの?」

という不安の声がSNSや検索でも多く見られます。
本記事では、過去のメタンガス検出場所や事故現場の位置を地図(マップ)で確認しつつ、西ゲート付近に新設されるのではないか?と懸念される喫煙所の安全性や背景、博覧会協会の説明内容も詳しく解説します。

目次

【速報】大阪万博に西側喫煙所が新設へ!いつから設置?

6月上旬から利用開始 

2025年5月26日、博覧会協会は万博会場内に3カ所の喫煙所を新たに設置すると発表しました。
これまで東ゲート付近にのみ喫煙所が2カ所設けられていましたが、「遠い」「不便」といった来場者の声を受けての対応です。

また、東ゲートの既存喫煙所のうち1カ所も会場内から利用できるよう改修される予定です。

🔽 設置予定まとめ
・大屋根リングの北側

・催事施設「EXPOメッセ」の南側

・東ゲートの会場外の1か所については、会場内から利用するように動線を変更

博覧会協会 高科淳副事務総長26日の会見の内容は下記のとおりです。

「今まで東エリアには2カ所喫煙所がある一方で西のエリアには1つもない状況でありました。

これに対しまして来場者それから関係者のニーズにこたえるために、これを増設するということにいたしました。

具体的には6月上旬までに西エリア2カ所の喫煙所会場内喫煙所として設置いたします。

その設置に伴い、すでに設置済みの東エリア2カ所の喫煙所のうち1カ所を会場内喫煙所というふうに変更いたしたいと考えております」

万博会場での西側では、これまでに火が付けば爆発する恐れがある濃度のメタンガスが検出されたエリアがありました。

ーー記者会見では、引火の危険性について質問があり、博覧会協会の高科副事務総長は次のように答えました。

(喫煙所設置の)エリアでメタンはあまり出ていないというところですし、このエリア自身は大阪市の消防局から火気厳禁のエリアだというふうには言われていない、指定されていない土地につくらせていただいていますので

われわれとしては、そういう意味で、囲われた中で吸っていただくということで、より安全性という意味では高まる方向に向かうんじゃないかなというふうに考えています」

「囲われた中で吸っていただく」という表現が、天井は解放されているのか否か、心配している声も聞かれました。

喫煙所の場所はどこ?位置と新設場所を地図(マップ)で確認

参照:大阪関西万博公式HP

現在の喫煙所は2か所
「東ゲート会場外両側」
新設予定の喫煙所
大屋根リングの北側」と
EXPOメッセ南側
および既存「東ゲート会場外のものを転用」


また、東ゲート外にある既存の喫煙所1か所は、会場内から利用可能な動線に変更されるとのこと。

参照:livedoor News

会場外2カ所だった喫煙所が3カ所新設だけど、うち一つは転用だから…結局会場内には何カ所の喫煙所になる?

✅ 喫煙所の配置整理(2025年6月上旬以降)

種類場所備考
既存(現在)東ゲート会場外 左右2か所両方とも会場外。そのうち1か所を転用予定
転用(動線変更)東ゲート会場外のうち1か所 → 会場内からアクセス可能に改修実質「会場内」扱いに
新設①大屋根リング北側会場内に新設
新設②EXPOメッセ南側会場内に新設

🧾 合計
  • 東ゲート会場内:1か所(転用)
  • 会場エリア内:2か所(新設)
  • 完全な会場外:残りの東ゲート1か所(そのまま)

会場内で利用できる喫煙所は3か所


過去にメタンガスが検出された・事故があった場所とは?

メタンガス検出・事故があった東トイレ棟から一番近いのは『EXPOメッセ南側』。同じ西ゲートゾーンになります。

これまでに万博会場では、次のようなメタンガスに関する問題や事故が確認されています。

  • 2024年3月28日:グリーンワールド工区「東トイレ棟」での溶接中に爆発事故
     → メタンガスに引火、床が破損
  • 2025年4月6日:「テストラン」中に東トイレ付近で爆発下限界を超えるメタンガスを検出
     → 元消防士の市議が私的に持ち込んだ検知器で発見
     → 協会の測定では「前日までは検出なし」とされていた

これらの事例は、主に東側エリア(グリーンワールド工区)で発生しており、喫煙所が新設される西エリアとは別の場所です。


事故のあと万博協会は何をした?メタンガスへの安全対策まとめ

2024年3月に起きたグリーンワールド工区・東トイレでの爆発事故
そして2025年4月「テストラン」期間中に起きた基準値超えのメタンガス検出を受けて、
万博協会は以下のような安全対策を進めてきました。

🔧 ハード面での対策

  • 東・西トイレなど、ガスが検出された建物の地下ピットにシールを施工
     → 隙間をふさぎ、ガスの室内侵入を防止
  • 換気設備の強化と新設
     → 地下・天井・室内にガスが滞留しないよう強制換気システムを設置
  • マンホールなどのガス排出口(ガス抜き管)の有孔化
     → 屋外の構造物からガスが溜まらず自然放散されるように改善

🔍 ソフト面での対策

  • ガス濃度の継続的測定と公表の検討
     → 協会HPで測定値の公開を検討し、来場者に安心感を与えるよう配慮
  • 検知器の設置拡大
     → ガスの滞留が起きやすい場所に固定型ガス検知器を多数設置

🚒 消防局との連携

大阪市消防局と連携し、火気厳禁区域の指定状況を確認
 → 今回新設される喫煙所についても「火気厳禁エリアではない」と協会が説明

新設喫煙所と過去の事故地点の位置関係は?本当に安全?

記者会見で、博覧会協会の高科副事務総長は次のように説明しています。

「喫煙所を設置する西エリアでは、メタンガスは“あまり出ていない”エリアです。
大阪市の消防局からも火気厳禁の指定はされていません。
囲いを設けた屋外型喫煙所とすることで、安全性は高まると考えています」

また、過去のメタンガス検出地点は会場東側に集中しており、西側エリアは比較的低濃度・検出数も少ない区域とされています。

SNSや現地の声「安心?それとも不安?」

SNSなどでは、次のような声が上がっています。

  • 喫煙所なぞこのご時世的にいらんだろ
  • オレ喫煙者だけどそんなに喫煙したいか
  • 煙家にとっては吸える場所が増えるのは良いが万博には必要か?
  • 吸いたい人には大事ですね
  • 喫煙者の方も一定数いるので、喫煙所の設置はいいかもですね
  • 喫煙所が増えるのは嬉しいが、万博は日本の誇りを示す場だ大屋根リングの美しさを損なわないよう、配慮してほしいね

不安視する声と、利便性を歓迎する声が混在しています。

まとめ:喫煙所利用は場所の確認とマナー遵守がカギ

利用者側もルールとマナーを守ることが重要

万博会場内の喫煙所は、東西あわせて計3カ所

西側エリアへの設置は“安全性を考慮した上での判断”と協会は説明

過去のメタンガス事故エリアとは位置的に離れている

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