2025年4月13日(日)、大阪・関西万博の開幕を記念して、ブルーインパルスが大阪の空を彩る予定です。
大注目の展示飛行ですが、「雨が降ったら中止?」「曇りでも飛ぶ?」など、天候による影響が気になる方も多いのではないでしょうか。本記事では、ブルーインパルスの飛行条件や、雨天・悪天候時に中止になるケースを過去の事例から徹底解説。
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大阪万博 ブルーインパルスは雨でも飛ぶ?

飛行の可否を決める条件とは
2025年4月13日大阪関西万博開催日のブルーインパルス展示飛行を追うライブ中継はこちら
大阪関西万博 4月13日の展示飛行はなぜ中止?
大阪関西万博当日13日午前中、関西空港離陸時間前後に防衛省のX(Twitter)にて展示飛行中止が発表されました。
一旦離陸はしたようですが…
本日予定されていた #ブルーインパルス による展示飛行は、残念ながら天候不良のため、中止となりました。楽しみにしていただいた皆さん、申し訳ありません。
— 防衛省・自衛隊 (@ModJapan_jp) April 13, 2025
展示飛行は中止となりましたが、#大阪・関西万博 は華やかに開幕を迎えました!ぜひ皆さんも、会場で万博をお楽しみください! https://t.co/kkL1kvnntP
実際に3機は関西空港を一度は離陸している様です。
アクロバット飛行を披露する6機のうち、3機が先行して離陸。飛行ルートとして予定していた通天閣や1970年の大阪万博会場を上空から視察した。しかし降水が確認され、視界も悪かった
引用元:毎日新聞

江尻隊長が中止を決めた、とのこと。『苦渋の決断』であったと後に語っています。
展示飛行の中止にはいくつかの理由が絡んできますが、特に「シーリング」(雲底高度)や「視程(見通し距離)」が重要なポイント。
今回の展示飛行では、降水と視界不良が重なり安全性を確保できなかったことが、最終的な中止の決定につながったことがわかります。
安全第一という判断はとても大事であることが改めて認識される事態となりました。
過去 悪天でも決行した事例
- 2022/06/05 防府北基地航空祭…山口県防府市はあいにくの雨となり、9時44分には最大瞬間風速9.0m/sを観測するなど風も強めに吹いて、飛行は予定より遅れたようですが、天気にも負けず見事な航跡が描かれました。
- 2022/04/23 宮城県石巻市上空で展示飛行…展示飛行が行われた時間の宮城県石巻市は風速10m/sを超える強風が吹き荒れ、あいにくの天気となりましたが、青空が覗く空をバックに航跡が描かれました。



風速10m/sは、「やや強い風」
人の感覚: しっかり体を支えないと少しバランスを崩しそうになる位。
木々: 小さな枝が揺れたり、少し折れることも。
物の影響: 軽い物が飛ばされる可能性があるため注意が必要。



風が強くても飛行を決行できたのはなぜですか?
ブルーインパルスが風が強い場合でも飛行を決行できる理由は、彼らが高度な技術とチームワークに支えられているからです。
- 精密な訓練: パイロットたちは、強風や乱気流などの気象条件にも対応できるよう、厳しい訓練を受けています。風向きや風速を考慮した操作が可能です。
- 機体の性能: 使用されるT-4練習機は、安定性と操作性に優れており、一定程度の強風にも対応できる設計になっています。
- 事前の気象分析: 飛行の前に綿密な気象分析が行われ、リスクを最小限に抑えたルートや演目が選定されます。
ただし、風が強すぎる場合や横風、突風が予想される場合は安全性を最優先に中止となることがあります。
飛行の判断基準(主な条件)とは?
条件項目 | 基準の目安 | 内容 |
---|---|---|
視程(見通し距離) | 約5km以上 | 地上から十分に機体が視認できる必要あり |
雲の高さ(雲底) | 1500フィート(約450m)以上 | これより低いと高難度の演目は不可の可能性 |
雨量 | 小雨程度まで | 本降りや雷雨の場合は中止可能性高 |
風速 | 強風でないこと | 横風・突風があると危険で中止に |
落雷・雷注意報 | 発令時は原則中止 | 搭乗員・観客の安全確保が優先 |
特に視界の悪さや雲の高さがネックとなることが多いです。



雨よりも「低い雲」や「濃霧」が中止の大きな要因になり得るのです!
ブルーインパルスは有視飛行(VFR: Visual Flight Rules)を基本としているからです。
編隊飛行では、僚機同士がお互いを目視で確認しながら飛行します。そのため、天候や視程(見通し距離)が良好であることが重要です。
もし視程が悪化したり、雲が低くなった場合、高度や演目の制限が出ることもあります。視界が確保できない状況では安全上の理由から、飛行が中止される場合もあります。こういった細やかな基準が、ブルーインパルスの安全かつ美しいパフォーマンスを支えているのです!✈️



逆に一般的な旅客機は、ほとんどの場合、計器飛行(IFR: Instrument Flight Rules)を採用。
これは、悪天候や視界が悪い状況でも安全に飛行できるようにするためです。
雨天や悪天候で中止になる条件は?
ブルーインパルスの飛行中止は、以下のような状況で判断されるのでは、と考えられます。
- 本降りの雨や雷雨
- 視界が不十分(約5km未満)
- 雲が低く、飛行演目に支障がある
- 会場周辺に強風・突風が予想される
- 雷注意報が発令された場合



雷なども注意です。実際テストフライトの当日10日夕刻は雷注意報が関西地区で発令され、落雷の事故も発生しました。
ブルーインパルスの展示飛行は、天気の影響を非常に大きく受けます。飛行演目を観覧する人々が安全か?ということも考慮されそうです。
フライトで特に重要なのが「視程(しせい)=見通しの良さ」と「シーリング=雲の高さ」です。
そもそも「シーリング」(雲底高度)とは?
「シーリング」とは、地上から見たときに、雲の底がどのくらいの高さにあるかを指す言葉です。
飛行機にとって、雲の高さが低いと演技中に地形が見えにくくなり危険なため、雲の高さが基準を満たさないと演目が制限されたり、中止されることがあります。
シーリングの高さと演目の関係
【富士山で例えると…】


以下の表は、天候によって実施できる展示飛行の種類を「シーリング(雲の高さ)」ごとにまとめたものです。雲の高さのイメージをつかみやすいように、富士山の高さ(合目)で例えてみます!
区分 | 雲の高さ(シーリング) | 視程 | 実施内容 | 富士山で例えると |
---|---|---|---|---|
第1区分 | 10,000フィート以上(約3,000m) | 8km以上 | フルアクロバット飛行 | 頂上(10合目)以上 |
第2区分 | 7,000フィート以上(約2,100m) | 8km以上 | アクロバットの一部をカット | 約4.5合目付近 |
第3区分 | 5,000フィート以上(約1,500m) | 8km以上 | 制限された内容の演目 | 約3合目付近 |
第4区分 | 3,000フィート以上(約900m) | 8km以上 | さらに簡略化された演目 | 富士山の裾野あたり |
航過飛行(フライバイ)のみ | 1,500フィート以上(約450m)・視程5km以上 | 5km以上 | 通過飛行のみ実施 | 地上からすぐ上の高さ |
実施不可 | 1,500フィート未満 or 視程5km未満 | – | 中止 | 雲が低すぎ・視界不良で危険 |
📝 ポイントまとめ
- フルアクロバット飛行が見られるのは、雲が富士山頂(約3,000m)より高く、空気が澄んでいる時!
- 雲が低くなればなるほど、演目は簡略化されていきます。
- 視程(見通し)も5km以上必要なので、雨や霧で視界が悪いと中止される可能性が高くなります。
大阪関西万博 開催当日の天気は?
ブルーインパルス飛行が予定されている開催当日4月13日(日)、会場となる大阪市此花区の天気予報は『雨のち晴れ』!です。





午前中は雨、という天気予報の情報を発信する気象サイトもあり、判断が難しい天気図です。



今回の開幕ブルーインパルス展示飛行には大阪・吹田市出身の松浦1尉も搭乗!
ブルーインパルスのパイロットには任期が定められています。一般的に任期は約3年間。大阪万博の時期に合わせて志願したといいます。地元愛に溢れた隊員が開幕の空を彩ってくれると思うと感激ひとしおです✨
🌞大阪出身の3番機、松浦1尉から🌞
— 航空自衛隊 松島基地 (@matsushimabase) April 11, 2025
昨日の大阪各所及び夢洲上空での事前訓練直後のメッセージです🏯みんな〜観てや〜🫶
・・・13日の本番は今のところ雨予報☔️
なんとか晴れますように🥺🙏#航空自衛隊 #松島基地 #ブルーインパルス #大阪出身 #3番機 #パイロット #大阪・関西万博 #太陽の塔 pic.twitter.com/5jGkT9ADwe
2025年4月13日(日)展示飛行の概要
2025年4月13日(日)は、大阪・関西万博の開幕日にあたります。
ブルーインパルスの飛行は下記の様に予定されています。
内容 | 詳細 |
---|---|
万博会場飛行時間 | 正午〜12:15前後 |
演目披露飛行場所 | 万博会場上空(大阪湾沿岸エリア) |
大阪周回時間 | 関空離陸11:40~吹田・万博公園11:53頃~ひらかたパーク~大阪城~一旦南下~万博会場へ |
見学ポイント | 万博会場周辺・舞洲・天保山など |
大阪関西万博会場でなくても、開催当日の午前中にブルーインパルスの飛行を大阪府各地で見ることが出来ます!飛行ルートや観覧スポットはこちらからチェック!





万博会場以外で、絶対見たいなら大阪城周辺がおススメ!ブルーインパルスは大阪城上空を起点に周回します。なので、行き帰り2回通る可能性大!ですよ。
航空自衛隊「松島基地」はブルーインパルスの本拠地。8月31日 航空祭当日は「訓練飛行」と「展示飛行」の2回のフライトが 見られる可能性も!まずは宿泊先プランを楽天トラベルでチェック♪
中止・変更の発表はいつ?どこで確認できる?
展示飛行の可否は、やはり当日の朝〜午前中に最終判断されることが多いです。発表は主催者側の公式HPや 公式SNSが一番情報としては早いと思われます。



航空自衛隊のHPというよりは、大阪関西万博公式のHPやSNSをチェック!が一番正確で速い可能性が高いです。
- 防衛省・自衛隊公式X(旧Twitter)
- 大阪関西万博公式ホームページ お知らせ欄はこちら
- 大阪関西万博公式X(旧Twitter)
- 大阪関西万博公式インスタグラム
- 大阪関西万博公式YouTubeチャンネル
ブルーインパルス側の公式はこちら
#空幕広報室 です✈️
— 防衛省 航空自衛隊 (@JASDF_PAO) April 12, 2025
明日、#ブルーインパルス が #大阪・関西万博 において、展示飛行を行います。
2025年度も応援よろしくお願いいたします✨
詳しくはこちら👇 https://t.co/2MtC3OFaWi#航空自衛隊#BlueImpulseTOUR2025 pic.twitter.com/SpGAgFdD7G
過去催し 中止の事例では?
昨年、過去の中止となった催しでどこから『中止の発表』があったのか振り返ってみます。
- 2024/10/05 「佐賀国スポ(国民スポーツ大会)」総合開会式/悪天候のため中止
- 2024/8/31 「市制施行70周年及び中越地震震災復興記念祭」/台風の影響を鑑みて中止
「市制施行70周年及び中越地震震災復興記念祭」での展示飛行中止発表
中止の理由について、「非常に強い台風10号の影響により全国的に大きな被害が発生しており(中略)当市も開催日前後に荒天が想定され、避難支援等の事前対策や災害応急体制を整備して市民の命を守ることを最優先する必要があることから、ブルーインパルス展示飛行など関連するイベントを中止いたします」と公式ホームページで発信しています。
引用元:FLY TEAM
→中止の発信は小千谷市HPより発信
展示飛行を披露する場所の荒天が想定される場合、ブルーインパルスと同様に観覧者の安全に配慮して中止になる場合があることがわかります。
- 2024/6/28 川崎市制100周年の祝賀イベント「かわさき飛躍祭」/気象条件が整わなかったため中止
2024年6月28日(金) 13:29
川崎市は28日、29日に開催される川崎市制100周年の祝賀イベント「かわさき飛躍祭」に向けた航空自衛隊の「ブルーインパルス」の予行飛行が中止となったと発表した。気象条件が整わなかったため、としている。本番29日の展示飛行の有無は、同日午前8時ごろから市の公式X(旧ツイッター)などで情報を伝える。
引用元:カナロコ(神奈川新聞)
→中止は川崎市の公式X(旧Twitter)で情報発信



やはり、主催者側からの情報をチェックが良さそうです♪
まとめ
ブルーインパルスの展示飛行は、気象条件、特にシーリングの高さによって内容が大きく変わります。
- ブルーインパルスは小雨や曇りでも飛ぶ可能性がある
- ただし、視界不良や低い雲、雷などがあると中止・変更の可能性
- 飛行の可否は当日朝に発表される見込み
- 大阪関西万博公式X(旧Twitter)などを要チェック!
ブルーインパルスは松島基地で練習!宮城県東松島市です。GW・夏休みに宮城県を旅してみるならおススメのホテルプランがあるかまずチェックしてみよう!
2025年8月31日(日)航空自衛隊松島基地で松島基地航空祭が開催!ブルーインパルスの飛行の華麗な姿を見た後はホテルに直行!お得なプランがあるか?楽天トラベルで調べる
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