京都・保津川花火大会2026はなぜ中止?理由と来年の開催は?

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毎年8月11日に開催されてきた「京都・保津川花火大会」ですが、
2026年は開催されないことが公式サイトで発表されました。

「なぜ中止になったの?」「理由は?」
「原因は去年の雨とは違うの?」
という疑問を持った方も多いのではないでしょうか。

実は2026年の開催見送りは、天候が原因だった2025年とはまったく異なる事情によるものです。

この記事では、開催しない理由と経緯、
ふるさと納税でチケットを選んでいた方への対応、
そして気になる来年(2027年)の開催の見通しについて、公式発表や報道をもとにまとめます。

目次

京都・保津川花火大会2026年は開催されません

まず大前提として、2026年の保津川花火大会は開催が見送られています。

大会の実行委員会は2026年4月10日、
公式X(旧Twitter)と
公式サイトで
「令和8年度花火大会の開催見送りについて」と題した告知を発表しました。

文面には次のようにあります。

このたび、令和8年度の花火大会につきましては、諸般の事情により開催を見送ることといたしました。本大会を楽しみにして下さっている皆様をはじめ、多くの関係者の皆様のご期待にお応えできず、心よりお詫び申し上げます。

引用:京都・保津川花火大会公式サイト

「中止」ではなく「開催見送り」という表現が使われている点も、この記事のポイントです。

天候による当日中止とは性質が違うことが、言葉選びからも伝わってきます。

なお、保津川花火大会は過去にも複数回中止になっています。

2020年・2021年は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、
2025年は豪雨のため、

そして2026年は今回の「諸般の事情」によるものです。

中止の理由が毎回異なる点も、覚えておくとこの後の話が理解しやすくなります。

なぜ中止?開催しない理由は「緑化フェア」との会場整備の重複

2026年の見送りの直接的な理由は、

同じ会場で開催される大型イベント「全国都市緑化フェアin京都丹波」との日程・会場整備の重複です。

亀岡市商工観光課の担当者は次のように説明しています。

京都府亀岡市で例年8月11日に開催されてきた「京都・保津川花火大会」は豪雨で中止となった昨年に続き今年も開催を見送る。市商工観光課によると、有料観覧席を設けてきたJR亀岡駅北側で9~11月に開催される「全国都市緑化フェアin京都丹波」の会場整備が重なり、「警備計画が立てられない」(担当者)という。

引用:産経新聞 2026.6.2

というのが実情のようです。

全国都市緑化フェアin京都丹波、とは?

「全国都市緑化フェアin京都丹波」(愛称:京都丹波みどりの里まつり)は、次のような規模のイベントです。

項目内容
正式名称第43回全国都市緑化フェアin京都丹波
会期2026年9月18日(金)~11月8日(日)※約52日間
開催エリア亀岡市・南丹市・京丹波町の3市町にまたがる広域
主な会場京都・亀岡保津川公園、亀岡運動公園、園部公園、わち山野草の森、京都府立丹波自然運動公園ほか

亀岡市だけで完結するイベントではなく、
京都丹波エリア全体を巻き込んだ長期間・広範囲のフェアであることが分かります。

花火大会がいつもチケット販売や有料観覧席の設営に使ってきたJR亀岡駅北側一帯も、
このフェアの会場整備に組み込まれているため、

8月の花火大会に向けた準備と時期が競合してしまう、という構図のようです。

ちなみに、この緑化フェアの期間中には
「第62回全日本花いっぱい亀岡大会」という個別イベントも10月24日に予定されています。

こちらは緑化フェア全体の中の一つのプログラムという位置づけで、
単独で花火大会の中止を招いたわけではありません。

あくまで9月から11月まで続くフェア全体の準備スケジュールが、
警備計画上のネックになっている、と理解しておくのが正確です。

花火大会にとって「警備」がどれだけ重要か(2025年の例)

「会場整備が重なっただけで、なぜ警備計画が立てられなくなるの?」

と疑問に思う方もいるかもしれません。
ここで参考になるのが、2025年に起きた大阪・関西万博をめぐる出来事です。

2025年4月から10月にかけて開催された大阪・関西万博では、
会場警備のために大量の警備員が動員されました。

その影響で近隣の花火大会は軒並み警備員の確保が難しくなり、対応を迫られています。

1948年から続く兵庫県の「猪名川花火大会」は2025年、中止に追い込まれました。

大阪の「なにわ淀川花火大会」も例年8月開催だったところを、
万博終了後の10月まで開催時期をずらさざるを得ませんでした。

花火大会は、花火そのものだけでなく、
来場者の誘導や緊急時対応にあたる警備体制がそろって初めて安全に開催できるイベントです。

近くで大きなイベントが重なるだけで、
警備員という限られたリソースの奪い合いが起こり、開催そのものが難しくなってしまう。
2025年の万博と花火大会の関係は、それを象徴する出来事でした。

保津川花火大会の見送りも、この構図とよく似ています。

緑化フェアという大型イベントの会場整備が重なったことで、
必要な警備計画が立てられなくなった、という事情は、
決して亀岡市だけの特殊な話ではなく、近年の花火大会全体が直面している課題の一つと言えそうです。

2025年の中止(豪雨)とは理由がまったく違います

「去年も中止だったのに、また?」と感じた方もいるかもしれません。

ですが、2025年と2026年では中止の理由も、判断のタイミングもまったく異なります。

2025年は、開催当日に発生した天候急変による中止でした。

朝日新聞の報道によると、2025年8月11日、

亀岡市には未明から大雨警報が発令され、
上流の日吉ダム(南丹市)からの放流量も増加。

その結果、保津川が増水し、
花火筒を設置する河川敷が浸水するなどして、安全な大会運営が難しいと判断されました。

この年は市制70周年を記念して
過去最多となる約1万3千発を打ち上げる予定だったこともあり、
多くの人が楽しみにしていた分、当日の中止は驚きをもって受け止められたようです。

観覧席は全席有料制だったため、購入者には全額が払い戻されています。

一方、2026年は、開催のかなり前(4月)に、運営上の判断として発表された見送りです。

両者の違いを整理すると、こうなります。

2025年2026年
中止・見送りの理由大雨警報・保津川の増水による河川敷浸水(安全上の理由)緑化フェアとの会場整備の重複、警備計画が組めない(運営上の理由)
判断のタイミング開催当日(8月11日)開催の約4カ月前(4月10日)
チケットの扱い全額払い戻し返礼品規約の見直しが必要に(詳細は次章)

「今年も雨天を懸念しての中止では」と思っていた方は、まったく別の事情だったことに驚くかもしれませんね。

ふるさと納税でチケットを選んだ方への対応

保津川花火大会は、ふるさと納税の返礼品としても人気の高い品でした。
2026年の開催見送りは、この点でも少し複雑な事情を抱えています。

というのも、これまでの返礼品には、こんな注意事項が付いていました。

少雨決行。荒天時中止。実行委員会発表により開催中止となった場合、次年度開催時に、本返礼品と同等のチケットをお送りいたします。(寄附の返金はできませんのでご注意ください。)

つまり本来のルールでは、


「今年中止になっても、来年また同じチケットが届く」というのが返礼品の約束でした。
2025年に豪雨で中止になった際も、
この仕組みが前提になっていたはずです

ところが2026年は、大会そのものが開催されません。
「来年開催時に同等チケットを送る」という約束が、
そのままでは果たせない状況になってしまったわけです。

実行委員会はこの点について、公式サイトと公式Xで次のように案内しています。

前年度中止となりました本大会のチケットを、ふるさと納税の返礼品としてご選択いただきました皆様につきましては、本来であれば今年度の花火大会チケットにてお応えすべきところ、開催見送りによりご期待に沿えず、誠に申し訳ございません。現在、返礼品に代わるお品物の準備を進めております。詳細につきましては、改めてご連絡申し上げますので、連絡先に変更がございました場合は、本大会のメールアドレスまでご一報いただけますと幸いに存じます。

引用:京都・保津川花火大会公式サイト

対象になるのは、2025年に中止となった大会のチケットをふるさと納税で選んでいた方です。

代わりの品物については現時点(2026年8月)で詳細発表がなく、
実行委員会から個別に連絡が来るのを待つ形になっています。

連絡先が変わった方は、大会公式サイトに掲載されているメールアドレス宛に連絡しておくと安心です。

​亀岡平和祭保津川市民花火大会実行委員会事務局
kameokashiminhanabitaikai@gmail.com

なお、下記のふるさと納税サイトにおいては
2026年8月時点で新しいチケット系返礼品の掲載は確認できませんでした。
当面は新規の受付自体が行われない見込みです。

  • ふるさとチョイス
  • 楽天ふるさと納税
  • さとふる
  • ふるなび

ちなみに、亀岡市のふるさと納税には

「全国都市緑化フェアin京都丹波の開催を応援!」
という使い道の選択肢も用意されています。

市として緑化フェアにどれだけ力を入れているかがうかがえる部分で、
今回の花火大会見送りの背景とも重なって見えてきます。

来年(2027年)の開催は?現時点で分かっていること

これだけ理由が分かると、
次に気になるのは
「じゃあ来年、花火大会は開催されるの?」という点だと思います。

今のところ、

2027年の保津川花火大会について、
実行委員会からの公式発表は本記事作成時点(2026年8月)でまだありません。

参考になりそうな情報として、
亀岡市では2027年5月22日・23日に
「第33回全国花のまちづくり亀岡大会」という別のイベントが予定されています。

「かめおか緑花フェア」
「オープンガーデンかめおか」
との同時開催が予定されており、規模としては2026年の緑化フェアより小さいものです。

このイベントは春(5月)の開催なので、
2026年に問題となった「秋(9〜11月)の緑化フェアと、
夏(8月)の花火大会の準備期間が重なる」という構図とは、時期がずれています。

単純に日程だけを見れば、2026年のような競合は起きにくそうにも見えます。

ただし、これはあくまで公表されているイベントの日程を並べた上での見立てに過ぎません。

警備計画やJR亀岡駅北側の会場利用状況など、
実際の判断材料は実行委員会や市の内部でしか分からない部分も多くあります。

2027年の開催有無については、今後の公式発表を待つのが確実です。

近隣で今年(2026年)見られる花火大会

毎年楽しみにしている花火大会の中止は残念すぎる…。

では周辺にどんな花火大会が開催予定?

保津川花火大会が見送られた分、
他の花火大会に目を向けてみるのもひとつの選択肢です。

京都・大阪近郊では、2026年も以下のような大会が予定されています。

  • なにわ淀川花火大会(大阪市淀川区):10月17日(土)19:00〜20:00開催予定
    雨天決行、但し荒天の場合は中止(順延なし)
    チケットは8/1より販売中➡こちらから
  • びわ湖大花火大会(大津市):2026年8月6日(木)19:30~20:30
    ※小雨決行/荒天の場合は中止

いずれも会場や日程が確定していますので、お出かけの計画を立てる際の参考にしてみてください。

まとめ

京都・保津川花火大会2026年の開催見送りについて、ここまでお伝えしてきた内容を整理します。

  • 2026年の保津川花火大会は開催されません。実行委員会が2026年4月10日に公式発表しています
  • 直接の理由は、同じ会場周辺で9〜11月に開催される「全国都市緑化フェアin京都丹波」との会場整備の重複です。警備計画が立てられないことが決め手になりました
  • 2025年の中止(豪雨による当日中止)とは事情がまったく異なり、今回は運営上の判断による事前の見送りです
  • ふるさと納税でチケットを選んでいた方には、代わりの品物が準備中です。連絡先に変更があれば大会事務局へ連絡しておくと安心です
  • 2027年の開催については、本記事作成時点で公式発表はありません。5月に別のイベントが予定されていますが、これも参考情報の域を出ません

「今年もいつも通り花火が見られる」と思っていた方にとっては
残念なお知らせですが、

理由を知っておけば、来年以降の動向も落ち着いて見守れるのではないでしょうか。

是非2027年には保津川のほとりで大輪の花火が鑑賞できる日が訪れることを楽しみにしたいですね!

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