ワールドカップ2026のポット分けとは?日本の順位と仕組みを解説

2026年北中米ワールドカップ出場をすでに決めている日本代表が、10月14日の国際親善試合で世界6位・ブラジル代表に3−2で歴史的勝利!日本のFIFAランキングにも注目が集まっています。

W杯本大会の組み合わせ抽選会での「ポット分け」って何?「グループや組とどう違うの?」日本代表の最新FIFAランクとポット分けの仕組みを解説。過去の抽選例やポットによる対戦国の違い、アジア最終予選の順位と日本の位置も詳しく紹介!

現在(2025年11月発表時点)の日本代表は世界18位
ワールドカップ本大会の組み合わせ抽選に関わる「ポット分け」では、このFIFAランキングが大きなカギを握ります。

強豪国と同組を避けるうえで欠かせない仕組みを、初心者にも分かりやすく解説します。

この記事を読んでわかること
  • ワールドカップ2026のポット分けの仕組み
  • 日本代表の最新FIFAランクとポットの位置
  • ポットごとの対戦国の違いと重要性
  • アジア最終予選の順位表と今後の展望

【更新】2025.12.4 FIFAランキングの最新と日本代表の順位変更を追記しました。

目次

ワールドカップ2026のポット分けとは?

そもそもポット分けグループはどう違うの?

ポット分けとグループ・組とのちがい
  • ポット分け: これは、各国チームがどのポットに割り振られるかを決める作業です。ポットは通常、FIFAランキングや特定の大会のルールに基づいて決まります。たとえば、ランキングが高いチームはポット1に、ランキングが低いチームはポット4に入ることが多いです。
  • グループ組: ポット分けが終わった後、各ポットからチームが1つずつ選ばれ、最終的にグループが決まります。通常、1つのグループにポット1、2、3、4から1つずつチームが入る形です。

要するに、ポット分けでチームがどのグループに入るかは決まるわけではなく、ポットから選ばれた後、グループ分けで最終的にどのチームがどのグループに属するかが決定されます。

ポット分けの仕組みと決定方法

ワールドカップ本大会では、出場48カ国が4チームずつ12グループに分かれて1次リーグを戦います。
その際に組み合わせを決めるのが「ポット分け」です。

北中米W杯のグループリーグは12組制で行われるため、開催国3か国を含めた出場国中上位12か国がポット1、その次の順位12か国がポット2…となります。

✅ ポット分けの決定ルール

  • ポット1:開催国3チーム+FIFAランク上位9チーム
  • ポット2:次の12チーム
  • ポット3:さらに次の12チーム
  • ポット4:残りの12チーム

ポット1には、開催国3国が入るのがルール。上位12位までの国が入るわけではないことに注意!
なので、実質ポット2には上位10位~21位に入っていれば大丈夫。

※FIFAランクは2026年大会抽選時の最新順位が反映されます。

2025年3月現在、開催国のアメリカとメキシコは20位圏内にはいっているので、この2国がポット1に移動した場合、実質上位23位までに入っていればポット2に残れるかも!!

ワールドカップのポット分けは、同じポット同士が対戦しない仕組みです。

つまり、ポット2に入れれば「ポット1の超強豪」とは当たるかもしれませんが、同程度の実力国とは回避できるため、日本にとっては有利、ということになります。

FIFA W杯抽選会前のポット分け

ポット1ポット2ポット3ポット4
1カナダクロアチアノルウェーヨルダン
2メキシコモロッコパナマカーボベルデ
3アメリカコロンビアエジプトガーナ
4スペインウルグアイアルジェリアキュラソー
5アルゼンチンスイススコットランドハイチ
6フランス日本パラグアイニュージーランド
7イングランドセネガルチュニジア欧州PO勝者①
8ブラジルイランコートジボワール欧州PO勝者②
9ポルトガル韓国ウズベキスタン欧州PO勝者③
10オランダエクアドルカタール欧州PO勝者④
11ベルギーオーストリアサウジアラビア大陸間PO勝者①
12ドイツオーストラリア南アフリカ大陸間PO勝者②

ポットによる対戦国の違い

ポットが上位であるほど本大会で強豪国との対戦を避けやすくなります。
日本は前回のカタールW杯でポット3に入ったことで、ドイツ・スペインと同組になる「死の組」に入りました。

前回のカタールW杯(2022年)では、日本はポット3に入っていました。そして、同じグループに入ったドイツはポット1、スペインはポット2でした。

各ポットの強いチームとばかり当たってしまったんですね…

2025年3月時点だと、スペインは3位なのでポット1、ドイツは10位なのでポット2に入る可能性があります。最新のランクが反映されるので2026年はどういう順位になっているのか日本同様気になります!

日本代表の最新FIFAランクとポット位置は?

W杯2026出場国・PO(プレーオフ)国 &FIFAランキング

▼W杯出場国・PO国 FIFAランキング

W杯出場国・PO国 FIFAランキング表はこちらから▼※◎=出場決定/○=プレーオフ
順位区分
1スペイン
2アルゼンチン
3フランス
4イングランド
5ブラジル
6ポルトガル
7オランダ
8ベルギー
9ドイツ
10クロアチア
11モロッコ
12イタリア
13コロンビア
14アメリカ
15メキシコ
16ウルグアイ
17スイス
18日本
19セネガル
20イラン
21デンマーク
22韓国
23エクアドル
24オーストリア
25トルコ
26オーストラリア
27カナダ
28ウクライナ
29ノルウェー
30パナマ
34エジプト
35アルジェリア
36スコットランド
39パラグアイ
40チュニジア
42コートジボワール
50ウズベキスタン
51カタール
60サウジアラビア
61南アフリカ
66ヨルダン
67カーボベルデ
72ガーナ
82キュラソー
84ハイチ
86ニュージーランド

日本の最新のランキングは2025年11月20日

ワールドカップ2026出場圏内(1〜51位)11.20

2025年11月20日時点での日本のFIFAランクは18位です。
現在の順位ではポット2入りです。

こちらが最新のFIFAランキングの表です。(2025.11.20)

順位26WCポイント増減
1スペイン1877.18-3.58
2アルゼンチン1873.33+0.90
3フランス1870.00+7.29
4イングランド1834.12+9.82
5ブラジル1760.46+1.61
6ポルトガル1760.38-17.62
7オランダ1756.27-3.69
8ベルギー1730.71-9.30
9ドイツ1724.15+10.85
10クロアチア1716.88+6.73
11モロッコ1713.12+3.01
12イタリアPO1702.06-15.09
13コロンビア1701.30+5.58
14アメリカ1681.88+8.39
15メキシコ1675.75-6.77
16ウルグアイ1672.62-4.95
17スイス1654.69+1.37
18日本1650.12+4.78
19セネガル1648.07-2.54
20イラン1617.02-1.26
21デンマークPO1616.75-24.27
22韓国1599.45+5.53
23エクアドル1591.73+2.01
24オーストリア1585.51-1.47
25トルコPO1582.69+12.51
26オーストラリア1574.01-10.01
27カナダ1559.15+4.52
28ウクライナPO1557.47+2.11
29ノルウェー1553.14+21.00
30パナマ1540.43+12.22
31ポーランドPO1532.04+8.20
32ウェールズPO1529.71+10.90
33ロシア1524.52-6.43
34エジプト1520.68-4.63
35アルジェリア1516.37+6.11
36スコットランド1506.77+2.57
37セルビア1506.34-1.50
38ナイジェリア1502.46+7.00
39パラグアイ1501.50+3.35
40チュニジア1497.13+6.33
41ハンガリー1496.29-8.63
42コートジボワール1489.59-2.19
43スウェーデンPO1487.13-9.86
44チェコPO1487.00+2.32
45スロバキアPO1485.65+2.30
46ギリシャ1480.38+7.39
47ルーマニアPO1465.78-14.35
48ベネズエラ1465.22+1.95
49コスタリカ1464.24-19.50
50ウズベキスタン1462.03+9.69
51カタール1461.60

ポット1入りの条件は?

ポット1にはFIFAランク上位9カ国が入ります。
しかし、日本より上位の国が多いため、ポット1入りは厳しい状況です。

2025年3月現在、開催国のアメリカとメキシコは20位圏内にはいっているので、この2国がポット1に移動した場合、実質上位23位までに入っていたのでポット2に残れました!!

日本がポット3に転落する可能性は?

現状ではポット2維持が濃厚ですが、今後の成績次第ではポット3への転落もあり得ます。
ポット3になると、前回大会のように強豪国と同組になる可能性が高まります。

ポットを左右する今後の日本代表の試合は?

FIFAワールドカップ26 アジア最終予選(3次予選)

  • 2025年6月5日(木):対オーストラリア代表(アウェー)
  • 2025年6月10日(火):インドネシア(ホーム・大阪/市立吹田サッカースタジアム

2025年、日本代表のスケジュール表になります。

開催日試合名スコア対戦チーム会場公式記録
【済】3/20 (木・祝)FIFAワールドカップ26 アジア最終予選(3次予選)○2-0バーレーン埼玉/埼玉スタジアム2002マッチレポートPDF
【済】3/25 (火)FIFAワールドカップ26 アジア最終予選(3次予選)△0-0サウジアラビア埼玉/埼玉スタジアム2002
【済】6/5 (木)FIFAワールドカップ26 アジア最終予選(3次予選)オーストラリア未定
【済】6/10 (火)FIFAワールドカップ26 アジア最終予選(3次予選)インドネシア大阪/市立吹田サッカースタジアム(パナソニックスタジアム吹田)
【済】7月東アジアE-1サッカー選手権2025決勝大会韓国韓国
【済】9/1 (月)-9/9 (火)FIFAインターナショナルウィンドウ未定未定
【済】10/10 (金)キリンチャレンジカップ2025未定大阪/市立吹田サッカースタジアム(パナソニックスタジアム吹田)
【済】10/14 (火)キリンチャレンジカップ2025未定東京/東京スタジアム
【済】11/14 (金)キリンチャレンジカップ2025未定愛知/豊田スタジアム
【済】11/18 (火)キリンチャレンジカップ2025未定東京/国立競技場

上記のスケジュールに基づいて、試合の詳細や対戦相手が確定したら更新されることが予想されます。

もし具体的な試合の日程が気になる場合は、定期的にFIFA日本サッカー協会(JFA)の公式発表をチェックすると良いでしょう。

アジア最終予選の順位と日本代表の成績

グループCの順位表(2025年3月26日時点)

順位チーム試合数勝利引分敗戦得点失点得失点差勝ち点
1位日本8620242+2220
2位オーストラリア8341136+713
3位サウジアラビア824246-210
4位インドネシア8233814-69
5位バーレーン8134513-86
6位中国8206619-136
・アジア最終予選のレギュレーション
  • 各グループ上位2チーム(計6チーム)がワールドカップ本大会出場権を獲得
  • 3位と4位の計6チームはプレーオフ(4次予選)へ進出
  • 4次予選では2グループに分かれ、トップ2チームが出場権獲得
  • さらに2位同士が大陸間プレーオフで最後の出場枠を争う

ポット分けで日本代表が目指すべき位置は?

目標はポット2維持

現状のFIFAランク19位ではポット2維持が有力です。
ポット2に入れば、ポット1の強豪国と同組になる可能性はあるものの、ポット3や4の国よりは有利なグループに入れる可能性が高まります。

ポット3転落回避が重要

ポット3に転落すると再び「死の組」に入るリスクが高まります。
そのため、日本代表はアジア最終予選の残り試合で勝利を重ね、FIFAランクを維持・向上させる必要があります。

日本代表召集メンバー

日本代表の招集メンバーの表です。

2025年10月のキリンチャレンジカップ(パラグアイ戦・ブラジル戦)に向けた日本代表メンバーは、日本サッカー協会(JFA)より10月2日に発表されました。
このシリーズでは、10月10日にパラグアイ戦(吹田スタジアム)、10月14日にブラジル戦(味の素スタジアム)が開催されています。

日本代表のサッカーの試合における規定人数は、通常、23人ですが、26人まで招集可能です。これにより、試合前や試合中に負傷や健康上の理由で選手が交代が必要な場合にも対応できるようになっています。

ただし、試合時のベンチ入り選手は通常23人のうち最大12人が試合に出場する可能性があり、そのうちの3人が交代選手として試合中に出場します。

ポジション選手名所属クラブ/国
監督森保一日本代表監督
コーチ陣名波浩/齊藤俊秀/前田遼一/長谷部誠 ほか
ポジション選手名所属クラブ/国備考
GK鈴木彩艶パルマ(イタリア)
大迫敬介サンフレッチェ広島
早川友基鹿島アントラーズ
DF長友佑都FC東京
谷口彰悟シントトロイデン(ベルギー)
板倉滉アヤックス(オランダ)負傷離脱
渡辺剛フェイエノールト(オランダ)
安藤智哉アビスパ福岡
瀬古歩夢ル・アーブル(フランス)
鈴木淳之介コペンハーゲン(デンマーク)
橋岡大樹スラビア・プラハ(チェコ)追加招集(10/5)
MF/FW遠藤航リバプール(イングランド)負傷で不参加
田中碧リーズ(イングランド)
鎌田大地クリスタル・パレス(イングランド)
伊東純也ゲンク(ベルギー)
南野拓実モナコ(フランス)
久保建英レアル・ソシエダ(スペイン)
堂安律フランクフルト(ドイツ)
中村敬斗スタッド・ランス(フランス)
相馬勇紀FC町田ゼルビア
斉藤光毅QPR(イングランド)初招集
前田大然セルティック(スコットランド)10/12途中離脱
上田綺世フェイエノールト(オランダ)
小川航基NECナイメヘン(オランダ)
町野修斗ボルシアMG(ドイツ)
佐野海舟マインツ(ドイツ)
望月ヘンリー海輝FC町田ゼルビア
藤田譲瑠チマザンクト・パウリ(ドイツ)

※MF三笘薫(ブライトン/イングランド)は負傷のため招集外
このシリーズでは、10月10日=パラグアイ戦(吹田)/10月14日=ブラジル戦(味の素スタジアム)が行われました。

まとめ

ワールドカップ2026のポット分けは本大会の組み合わせに直結する重要な要素
✅ 日本代表は現在FIFAランク18位ポット2入り
✅ ポット3転落を避けるために、アジア最終予選での勝利が必須
✅ 残り試合で勝利を重ねてランクを維持し、有利なポットで本大会を迎えたい

🏅 今後も日本代表の活躍に注目!

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