12月9日は、前日深夜に発生した12/8 青森県東方沖の地震の影響が続いています。特に気象庁より「北海道・三陸沖後発地震注意情報」が発表され、今後、巨大地震が発生する可能性が高まっているとして、長期的な警戒が呼びかけられています。
この「注意情報」が出ている今、私たちにとって一番大切なのは、「もしも」の時に慌てないための備えを整えておくことです。
この記事では、【備えリスト】として、皆さまの「何を備える?」という疑問にお答えします。命を守る防災グッズや食料の点検リストはもちろん、ご自宅でできる安全対策(家具の固定など)や、お子さん向けの防災知識、家族との連絡方法まで、大切な人を守るための準備を一緒に確認していきましょう。
リストを活用して、地震発生時にも冷静に対応できるよう、万全の備えを完了させましょう!
【最重要】「後発地震注意情報」とは?今すぐ確認したい行動
12月9日、気象庁は、北海道から三陸沖にかけて巨大地震(マグニチュード8クラス)が今後発生する可能性が高まっているとして、「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を初めて発表しました。
これは、すでに発生した地震(12/8のM7.6地震など)の後に
最低1週間は「もしも」を想定した行動を心がける
この情報が出ている期間(当面1週間程度)は、津波警報が続いている地域はもちろんのこと、対象エリアのすべての住民が「巨大地震」を想定し、命を守るための準備を再点検する必要があります。
- 避難: もし今、津波警報や注意報が出ている地域にいらっしゃる場合は、すぐに高台などの安全な場所へ避難してください。警報が解除されるまで、決して海には近づかないようにしましょう。
- 警戒: 揺れを感じたとき、異変に気づいたときに、すぐに動ける準備を整えておきましょう。防災グッズの置き場所を確認し、すぐに持ち出せるようにしておくと安心です。
今すぐ実行!ご自宅でできる安全対策と家具固定
「地震 備え 家」という検索が多いように、家の中の安全対策は、私たち自身の命を守る第一歩です。
地震が起きたとき、怪我の原因の多くは、倒れてきた家具や落ちてきた物だと言われています。
命を守る家の中の安全な場所を確認
寝室: 寝ている間に家具が倒れてこないか、天井から物が落ちてこないか、改めて確認しましょう。すぐに動けるように、パジャマの下にスウェットなどを着て寝るのも有効です。
避難経路: 玄関や廊下に物が散らかっていないか見てみましょう。いざという時にスムーズに外に出られるよう、避難経路をふさがないように片付けておくと安心です。
家族会議: ご家族で、大きな揺れがきたら「どこに集まろう」「どうやって逃げよう」と、避難ルールを話し合っておくことをおすすめします。
【必須】家具の固定と、倒壊・落下物対策をしましょう
- 家具の固定: 背が高く重い家具(タンス、食器棚、本棚など)は、L字金具や突っ張り棒でしっかり壁や天井に固定しましょう。
- 落下物対策: 棚や戸棚の扉には、揺れで開かないようにロックを取り付けましょう。寝室の枕元には、重い物や割れ物を置かないようにするだけでも、安心感が大きく変わります。
【備えリスト】非常持ち出し品・備蓄グッズ総点検

命を守る「非常持ち出し品リスト」(まずは3日分)
| カテゴリ | 優先度 | 具体的な備え(目安) |
| 水・食料 | ★★★ | 3日分の水(大人1人1日3リットル目安)と、火を使わずに食べられる非常食。 |
| 情報・照明 | ★★★ | 懐中電灯、手回し充電ラジオ(スマートフォン充電機能付き推奨)、予備の電池。 |
| 防寒・その他 | ★★★ | 防寒具(アルミシートや毛布、カイロなど)、軍手または皮手袋。 |
| 貴重品 | ★★☆ | 現金(公衆電話用などの小銭も)、身分証明書・保険証のコピー。 |
| 衛生・医療 | ★★☆ | 救急セット(絆創膏、消毒液など)、常備薬(服用中の薬)、簡易トイレ、マスク。 |
まずは情報確保!ラジオだけでは心配な時、やはりスマホは欠かせません。非常用もしくは携帯用のバッテリーを普段から準備・活用しておくと安心です。
備蓄食料のローリングストック法と確認
備蓄量の目安: ライフラインが復旧するまでの最低3日分、できれば7日分の食料と水を用意しましょう。
備蓄というと難しく聞こえますが、無理なく続ける方法として「ローリングストック法」をおすすめします。
「ローリングストック法」とは?
ローリングストック法とは、「普段の食料を少し多めに購入しておき、賞味期限が近いものから食べて、食べた分だけ新しく買い足す」という備蓄方法です。

- 手間いらず: 特別な非常食を買わなくても、普段食べているものが備蓄になります。
- 鮮度維持: 常に新しいものに交換されるため、賞味期限切れの心配がほとんどありません。
- 普段の買い物で少し多めに買う: カップ麺、レトルト食品、缶詰、お菓子などを意識して多めにストックします。
- 期限の古いものから消費する: ストック棚の手前から消費することを習慣にしましょう。
- 使った分をすぐに買い足す: これを繰り返すことで、無理なく常に3日分〜7日分の食料を維持できます。
この方法なら、日々の生活の中で自然に備えが続けられます。
家族の安全確保と小学生向けの防災対策

災害時のご家族との連絡方法・安否確認
地震が起きると、スマートフォンの利用者が急増し、基地局へのアクセスが集中するため、通常の音声通話は大変繋がりにくくなります。また、基地局自体が被災した場合も通信が不安定になります。
いざという時、大切なご家族の安否を確実に確認できるよう、事前にルールを決めておくことが命綱になります。
災害用伝言ダイヤル「171」: 災害発生時に電話が繋がりにくい場合でも、安否情報を音声で登録・確認できるサービスです。使い方を家族で練習しておきましょう。
集合場所: 家族がバラバラな時に被災した場合に、どこに集合するか、自宅から離れた安全な場所を事前に決めておきましょう。
SNSの活用: LINEやSNSの安否確認サービスも有効です。バッテリーの節約のため、安否確認以外での利用は控えましょう。
小学生向け:防災サイト・学校・登下校中の行動と防災教育
子供にも防災の大切さは伝えておきたいもの。子供目線で紹介してくれるサイトがすんなり理解を即してくれるのでは?
おススメは下記になります!お子様が興味を示してくれますように!
家庭学習・自主学習に使いやすいサイト
- いつもしも with Kids(損保ジャパン系防災サイトのキッズページ)
イラストやキャラクター付きで、防災クイズ・国語ドリル・算数ドリルなど「教科と防災」を一緒に学べる構成になっており、家庭での自主学習に使いやすい - 東京消防庁こどもページ
- 子どものページ (内閣府)
ひらがな対応。津波を学ぶ紙芝居や小学生向けのぼうさい探検隊、など動画もあり。 - 防災博物館サイト内こどものひろば
全部ひらがなでかかれているので子供も読める!と興味をもってもらえる。防災紙芝居などもあり比較的年齢が低くても対象となる内容。
登下校でどんなものを準備しておけばいいの?子供とどんなことを決めておけばいい?ママにとっては悩みの種ですが次のことは押さえておきましょう!
学校・登下校中の行動と防災教育
- ヘルメット・防災頭巾: 学校で使用している防災頭巾やヘルメットの場所を確認し、すぐに使える状態にしておきましょう。
- 行動のルール: お子さんには、揺れを感じたら「まず頭を守る」、外では「大人の指示をよく聞く」といった具体的な行動のルールを優しく教えてあげましょう。
- 防災教育サイト: 文部科学省や前見出しで案内している政府や民間・自治体の小学生向けの防災教育サイトを親子で一緒に見てみることをおすすめします。
ハザードマップと避難場所の確認
お住まいの市区町村のウェブサイトで、ハザードマップ(津波、土砂災害、洪水など)を確認し、自宅周辺にどんな危険があるか把握しましょう。

ハザードマップ手元にない…
- 住所から探す
- 現在地から探す
- 地図から探す
- 各自治体が作成したのハザードマップを閲覧する
など、自分の知りたい状況から確認することが出来るサイトです!



紙で保管ってなくしがち。大事な時見つからない!なのでサイトをブクマしておくこと、おすすめします!
まとめ
大きな地震の後の「後発地震注意情報」は、私たちに冷静な備えを促すための貴重な情報です。この情報を不安に思うのではなく、「今、備えを完璧にするチャンスだ」と前向きに捉えましょう。
この記事のリストを活用し、備蓄品やご自宅の安全対策を完了させれば、万が一、大きな揺れが来たとしても、落ち着いて行動することができます。
この数日間は特に警戒を続け、ご自身と大切な人の命を守るための行動を続けてください。







