【更新】10月13日の閉幕まで、残り1か月を切った大阪・関西万博。
午前や土日祝の来場予約はすでに満枠が続き、“かけこみ万博”の混雑は避けられません。
「西ゲート徒歩ルートは何時まで使えるの?」
「アーリーゲートって混雑回避に効果ある?」
そんな疑問に答える形で、協会は新たな混雑対策を発表しました。
具体的には、
- 西ゲート徒歩ルートの開放時間を13時まで拡大
- 予約枠追加を朝7〜8時台に前倒し
- 8:50アーリーゲートで待機列を分散
さらに【10/1以降】は、第2交通ターミナルのタクシー降車時間が朝5時に前倒し。
西ゲート周辺の待機ルールも変更されています。
本記事では「西ゲート徒歩ルートの最新情報」「アーリーゲートの時間」「午後・夜の来場枠」に加え、
【最新西ゲート情報】としてタクシー降車の新ルールもまとめます。
「どのくらい効果ある?」なぜ混雑対策が必要?
閉幕が迫ると「最後に行っておきたい」と思う人が急増し、午前や休日はほぼ満枠。実際、9月時点で土日祝や午前の来場枠は“空きなし”が当たり前になっています。
このため協会は、「午後や夜間の利用促進」 や 「ゲート分散」 といった新しい施策を打ち出しました。
ただし、こうした施策があっても 混雑が完全になくなるわけではありません。
・午前や休日のピークは引き続き残る
・ゲート分散は一部の来場者にしか有効ではない
・救済策的に「まだ行ける」選択肢を増やす意味合いが強い
つまり、今回の混雑対策は「混雑ゼロ」を実現するものではなく、“ピークを和らげて、直前でも行ける余地を残す” ための取り組みだといえます。
「何時から?」西ゲート徒歩ルートの開放時間拡大(9/13〜13:00まで)


バスの時間も一緒に合わせて延長してほしかったところ…


最大の変更点は“道が増える”のではなく、利用できる時間が延びることです。
- ルート:東ゲート前(夢洲駅出口)→ 会場外周道路脇歩道 → 西ゲート
- 距離/所要:約1.6km、徒歩約30分
- 対象:西ゲート入場チケット所持者のみ(係員確認あり)
- 開放時間:9/12までは8:30〜12:00 → 9/13からは8:30〜13:00
さらに、西ゲートの来場予約枠追加も前倒し。
これまで「原則2日前の朝8〜9時頃」だったのが、9/14分からは朝7〜8時頃になります。
| 期間 | 利用可能時間 | 備考 |
|---|---|---|
| 〜9月12日 | 8:30〜12:00 | 午前中のみ利用可 |
| 9月13日〜閉幕 | 8:30〜13:00 | 1時間延長、午後手前まで利用可能 |
さらに予約枠の追加時間も変更。
これまで「2日前の朝8〜9時頃」だったのが、9月14日以降は朝7〜8時頃に前倒しされます。



駅シャトルやP&Rが埋まっていても、徒歩ルート利用を前提にすれば直前予約が可能になるかもしれない“救済策”としての枠が広がる、といえます。
誰に有効か?
- ✅ 体力に余裕のある人/若い世代
▶30分歩く負担を気にしない人には、西ゲートの空き枠を直前で取れるメリットが大きい。 - ✅ リピーターや午後来場狙い
▶「午前が満杯でも午後から行きたい」人にとっては直前予約の救済策になる。
向かないケースは?
時間を13時までに延長してもシャトルバスが使えないとキツい来場者も!
- 小さな子連れ・高齢者・炎天下に弱い人
▶30分の徒歩は負担が大きく、夏場が過ぎても日差しの強い日や雨天時は引き続きリスクも高い。 - 大荷物を持っている人
▶ベビーカーやキャリーケースでの移動は現実的に難しい。
つまり徒歩ルートは「混雑回避の裏ワザ」というよりも、“直前でも入場できる体力派の選択肢” と考えるのが実際的です。
【最新西ゲート情報】10/1以降タクシー降車は朝5時からに前倒し
10月1日から、西ゲート周辺のタクシー利用ルールが変更されました。
これまで午前6時から可能だったタクシー降車時間が1時間早まり、午前5時から利用できるようになっています。
降車場所は「第2交通ターミナル」に一本化され、到着後はスタッフの誘導に従って西ゲートへと移動します。
これにより、早朝から来場する人の混雑を分散し、閉幕前のピーク混雑対策が図られています。
🚖 タクシー降車ルールの変更点(比較表)
| 項目 | 9月30日まで | 10月1日以降 |
|---|---|---|
| 降車可能時間 | 午前6時〜 | 午前5時〜 |
| 降車場所 | 西ゲート周辺 or 第2ターミナル | 第2交通ターミナルに統一 |
| 誘導ルート | 時間帯によって分散 | ターミナルから西ゲートへ一本化 |
| 早朝待機 | 基本は入場開始まで待機 | 午前5時以降はターミナル内で待機可能 |
第2交通ターミナルから西ゲートまでの流れ
- タクシーで「第2交通ターミナル」に到着
- 指定エリアで降車し、案内表示に沿って移動
- 警備員やスタッフが西ゲートまで順路を案内
- 午前5時以降は入場開始までターミナルで待機可能
できるようになったこと
- 午前5時から第2交通ターミナルで降車・待機できる
- より早く整列できるため、人気パビリオンへのダッシュ入場や優先待機が有利に
- 競争率の高い展示やイベントの朝イチ順番待ちに参加しやすい
- 早朝の混雑緩和にも効果あり
ただし、警備・救護体制は6時30分ごろからとなるため、来場時間には注意が必要です。
東ゲート付近での降車について
万博公式ルールでは、タクシー降車が認められているのは西ゲート方面の第1・第2交通ターミナルのみです。
そのため「東ゲートにタクシーで直接行けるのでは?」という疑問が出やすいですが、実際には不可能です。



ここでは、よくある疑問をQ&A形式で整理しました。
- 第2交通ターミナルで待機している場合、6:30以降に警備員の誘導で西エントランス広場へ移動できます。
- 現場の運用は状況により変更される可能性があります。
- 早朝に到着する場合は、必ず公式最新情報も確認してください。
アーリーゲートオープン(9/13〜8:50開場)
朝の混雑を少しでも分散させるため、開場時刻が10分前倒しされます。
- 通常:9:00開場
- 変更後:8:50開場(東西ゲートとも)
| 期間 | 開場時刻 | 対象ゲート |
|---|---|---|
| 従来 | 9:00 | 東ゲート・西ゲート |
| 9/13以降 | 8:50 | 東ゲート・西ゲート |
10分の差ですが、朝一番の入場待機列は数万人単位。少しでも早く動きたい人には助かります。



「たった10分?」と思うかもしれませんが、朝一番の待機列は数万人規模。この差で流れ込む人数は数千人単位になり、効果は意外と大きいです。
その他 万博側の混雑対策まとめ
会期終盤に向け、会場内外で複数の施策が同時に強化されています。
- 午前枠満杯に伴い、午後・夜間来場を推奨
- 舞洲P&R駐車場に新エリア「C・D」を新設
- 西ゲート→桜島駅シャトルは9/13以降20時以降完全予約制
- 花火大会「EXPO Thanks花火大会」を18:59開始に統一(退場分散狙い)
- 人気パビリオンは事前予約枠拡大&待機列管理強化
- 東ゲートでは退場ルートを簡素化
舞洲P&R駐車場に新エリア「C・D」を新設ってどこ??
舞洲P&R駐車場C・Dの場所はどこ?
新設されたC・D駐車場は舞洲の南西側に位置し、既存のA・E駐車場とは入口が異なります。特にDを利用する場合は、Cからバスに乗車する仕組みなので注意が必要です。
ATC便は9/13から廃止、コスモスクエア便に統合
2025年9月13日(土)以降、ATC発着のシャトルバスは廃止され、すべての便がコスモスクエア便に統合されます。
これにより、利用者はコスモスクエア駅からの発着に一本化され、運行ルートが分かりやすくなります。
コスモスクエア便は従来どおり運行(ダイヤ変更なし)
コスモスクエア便については、運行ダイヤの変更はありません。
往路便のみ運行で、復路は運行していないため、帰路の手段は別途確保する必要があります。
| 時間 | 発車時刻 |
|---|---|
| 7時 | 40分 |
| 8時 | 00・30・45分 |
| 9時 | 00・30・45分 |
| 10時 | 00・30・45分 |
| 11時 | 00・30分 |
| 12時 | 00・30分 |
| 13時 | 00・30分 |
| 14時 | 00・30分 |
帰りの便はありませんので、復路は別の交通手段(電車や他のシャトル便)を利用する必要があります。
花火イベントは全て18:59開始


花火時間は季節やイベントによって異なっていた従来と違い、9月以降は統一されました
- イベント名:EXPO Thanks花火大会
- 開始時刻:毎回18:59固定
- 狙い:退場の分散と来場者の行動計画を立てやすくするため



「今回は何時から?」と直前まで迷う必要がなく、早めに動けば快適に観覧できます。
実際に混雑回避できる?効果の見方
正直なところ、徒歩ルート開放時間の拡大や10分早い開場、これらの施策だけで“混雑ゼロ”にはならないでしょう。
- 午前や土日祝は引き続き満枠が続く見込み
- 徒歩ルートは便利だが30分歩くため体力的に負担も大きい
- アーリーゲートは多少分散できるが、朝ピーク自体は残る
ただし「午前は取れなかったけど午後からでも行きたい」「直前でバスが満席だった」という人にとっては、確実にプラスになります。
まとめ
- 西ゲート徒歩ルートの開放時間拡大(13時まで)
- 西ゲート予約枠の追加が朝7〜8時に前倒し
- 8:50アーリーゲートで朝入場を少し分散
これらの施策は、会期ラスト1か月に向けた「直前救済」の要素が強め。
午前枠やバス予約が埋まっていても、午後や徒歩ルートを活用すればまだ行ける可能性があるという点で、知っておく価値はあります。








