閉幕が迫る大阪・関西万博。
「「閉幕後はどうなる/万博後は?」」
「アフター万博、気になる!」
「どんなパビリオンがレガシーで残る?」という声が高まっています。
- ミャクミャク像は閉幕後どうなる?移設方針と“巡回→夢洲帰還”構想
- 涅槃ミャクミャクは年末まで市役所前展示
- 🤖 ガンダム像・ガンダムパビリオンの閉幕後は?撤去・移設・再展示の可能性を解説
- 🌳 大屋根リングの保存区間と“木のレガシー”活用
- 🚉 夢洲駅や跡地の再開発・IR統合リゾートとの連携計画も紹介
この記事では、大阪・関西万博2025閉幕後の行方を徹底解説。
ミャクミャクやガンダム像、パビリオン、大屋根リング、夢洲駅・跡地が“レガシー(遺産)”として
何が残り、どこへ移設され、どう再利用されるのか。
そして万博会場の解体はいつ始まるのかを、最新の公式発表・報道をもとに分かりやすく紹介します。
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▼忘れられない2025年の記念!思い出の品としても・公式ガイドブック
【更新】2025.10.25 ドイツパビリオン「サーキュラーちゃん」のその後を追記しました。
大阪・関西万博2025はいつ閉幕?会期と解体スケジュール概要
大阪・関西万博の最終日は2025年10月13日(月・祝)。
半年間にわたって開催された会期が幕を閉じ、同日夜には閉会式とEXPO Thanks花火が行われる予定です。
会期終了後は、展示の撤去や安全確認の工程を経て、
11月以降に段階的な解体工事が始まる見込みです。
一斉撤去ではなく、エリアごとに順次作業が進められる形で、
2026年春ごろまでには主要構造物の撤去が完了する予定とされています。
ミャクミャク像はどこへ?閉幕後の移設と“レガシー”
【最新】涅槃ミャクミャクは大阪市役所へ
涅槃(ねはん)ミャクミャクが大阪市役所前に帰還!
寝そべった姿で話題を呼んだ“涅槃ミャクミャク像”が、再び大阪市役所前に戻ってきました。
この巨大モニュメントは2023年12月、大阪・関西万博の開幕500日前を記念して初登場し、フォトスポットとして人気を集めていました。
その後、2025年7月には会場内の「風の広場」へ一時移設。
そして閉幕翌日の17日夜、再びトラックで運ばれ、100人を超える市民が見守る中、クレーンで設置されました。
🗓 展示期間まとめ
展示場所:大阪市役所前(大阪市北区)
展示期間:〜2025年12月26日(予定)
その後:展示を続けるかどうかは今後検討予定
閉幕しても、ミャクミャクは大阪の街で“みんなをつなぐ存在”としてまだまだ活躍中です✨

会場の東西ゲートに設置された2体のミャクミャク像は
どのような段階で保存・移設されるかというと…

万博開催中に公開された吉村洋文知事自身のYouTubeチャンネル(2025年8月29日公開)で、次のように話しています。
東西ゲートのミャクミャク2体は大阪府が所有します。
万博閉幕後は、観光地において、レガシーとしてまたミャクミャクに会えるようにする。(知事自身としては)最初はやはり1970年の大阪万博がやっぱりスタートであるので吹田市の万博記念公園、から始めようと思っているんです。
来年の春からはそこから引っ越しをして色んな所に行こうじゃないですか、と。最終的には夢洲に戻ってくる。
引用元:吉村洋文知事YouTubeチャンネル ショート
またこれを裏付けるように万博最終日13日朝にテレビ出演した吉村府知事は8月の時と同じ発言をしています。
またミャクミャク像については、「これはレガシーとして…すいません、大阪府がもらいます。そして色んな観光地を転々と設置をして、これからも多くの皆さんに楽しんでいただけたら。最初は1970年の吹田の万博会場に設置をしようと思っています」と、「万博記念公園」での移設を明かした。
引用元:Yahoo!ニュース
そして将来的には「夢洲のまちづくり(二期開発)」が完成した段階で再び戻ってくる構想が示されています。



夢洲に最終的には戻ってくる想定、となっていますが今後どのような展開に最終決定するのかとても気になるところです。
夢洲の二期の街づくりが計画中なので完成した時に里帰りさせよう、と思っています。夢洲のアイコンに、そこからずーッと夢洲のアイコンでね。
吉村洋文知事YouTubeチャンネル ショート
万博が終わった後の会場跡地がどうなるのか示唆するコメントです。
新しい夢洲に生まれ変わった後はミャクミャクは
アイコン的存在としてまた姿をみせてくれることになりそうです。
\保存版・2025年の記念としてもとっておきに!/
ガンダム像やガンダムパビリオンの今後は?


人気を集めた「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」では、
実物大のRX-78F00ガンダム像が展示され、連日長蛇の列を記録しました。
閉幕後は解体・撤去されますが、バンダイナムコグループは
とコメントしています。
ガンダム像の部材や一部演出技術は、次世代の常設施設や企画展での再利用も想定されており、
「ガンダムが生まれた地・大阪」での再登場が期待されています。
RX-78F00ガンダム像の展示経緯まとめ
もともと横浜から
| 年月 | 出来事・展示内容 |
|---|---|
| 2020年12月 | 神奈川県横浜市「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」にて、動く実物大ガンダム像(RX-78F00)として公開。高さ約18mで実際に可動する“動くガンダム”として世界的な話題に。 |
| 2024年3月 | 横浜での展示が終了。閉場時には記念イベントや特別映像配信が行われ、多くのファンが別れを惜しんだ。 |
| 2025年4月 | 資材を再利用し、新たに「RX-78F00/E ガンダム」として大阪・関西万博の「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」前に設置。全高約17m、片膝を立てて空に腕を差し伸べる姿で登場。 |
| 2025年10月13日(予定) | 万博閉幕に伴い、現在の展示も終了予定。閉幕後は撤去・再展示の可能性が検討されている。 |
万博内の展示は「GUNDAM NEXT FUTURE」シリーズの一環として実施されており、
今後も世界各地で新しい形で展開される見込みです。
▼忘れられない2025年万博の思い出を・素晴らしい記憶と感動をいつまでも残しておけるメモリアル写真集
その他の主要パビリオンはどうなる?解体?
閉幕後、海外パビリオンの多くは解体対象となります。
日本国際博覧会協会は参加国に対し、パビリオンの解体を今月20日以降に始め、26年4月13日までに敷地を返還するよう要請。他の設備や樹木などの撤去も進めて会場全体を整地し、28年2月末までに市に土地を返す。
引用元:Yahoo!ニュース
その中で一部は再利用・移設・再展示が決まっています。


一部報道によると、以下の動きがあります!
| パビリオン | 閉幕後の予定 |
|---|---|
| オランダ館 | 淡路島に建物を丸ごと移設(パソナが再利用)※ミッフィーはなし |
| ルクセンブルク館 | 大阪・交野市の子育て施設として再利用、基礎部分はネスタリゾート神戸で一部再使用 |
| ブルーオーシャン・ドーム | モルディブへ移設予定 |
| ウーマンズパビリオン | 前回ドバイ万博日本館を再利用→2027年横浜国際園芸博で再々利用 |
| ウズベキスタン館 | 使用木材(日本の杉300本ほど)をウズベキスタン国内の学校・公園建設に再利用 |
| いのちの遊び場・クラゲ館 | 遊具以外は広島県福島市へ移設予定。公共施設へ再利用 |
| null²パビリオン | クラウドファンディングで移設希望予定 ※場所未定 |
| アイルランドパビリオン | 入口のアート作品が知恩院へ |
| イタリア館「天空のアトラス」 | 美術館での保存・展示が決定 |
| 大屋根リングの木材 | 石川県珠洲市の復興公営住宅の資材として活用される予定 |
再々利用:ウーマンズパビリオン



ウーマンズパビリオンの施設は再々利用!もともと2021年に開催されたドバイ万博では、フランス館の協力・ケリング財団(Gucciグループ)支援により設計。
さらに2027年開催の「国際園芸博覧会(横浜・旧上瀬谷通信施設跡地)」で再々利用予定✨
ドバイ万博(2021–2022) → 大阪万博(2025) → 横浜国際園芸博(2027)
と世界の万博を巡るレガシー建築!
「一度作って終わり」ではなく、建材・展示物・設備の多くが再活用される点が、
2025年万博の“レガシー設計”として高く評価されています。
null²パビリオン
従来のパビリオンとは全く違う“圧倒的な体験”と“説明しきれない不思議さ・先端技術の融合”を兼ね備えていることが落合陽一さんの「ヌルヌル(null²)」パビリオンが万博で人気だった理由でした。
ミラー状に輝き、青空や周囲の人・建物が次々と映り込む「動く鏡面ファサード」が唯一無二の外観・没入体験できるこの建造物、解体してしまうのでしょうか??
実は、移設費用をクラウドファンディングで募集しているんですっ
日本国内で有数の大手クラウドファンディングサイトの一つREADYFOR(レディーフォー)で確認できます。目標額は2億円ですが、開始から23時間で、第一目標金額「1億円」を達成、10月13日は残り67日というなかで現在支援総額173,651,000円を達成中です。
プロジェクト名は ぬるぬるのお引越|万博・落合陽一 null²パビリオン次なる場所へ です。
該当ページはこちら



リターンは額によって異なりますのでご確認ください!該当ページはこちら



どこに移設されるの?
まだ未定です。クラウドファンディングの画面上では下記の案内となっています。
具体的な引越先についても、12月19日(金)23:00のクラファン終了までのあいだに随時情報をお伝えしていく予定です。
引用元:READYFOR>ぬるぬるのお引越|万博・落合陽一 null²パビリオン次なる場所へ
ブルーオーシャンドームはモルディブへ
ブルーオーシャンドームは、世界で初めてカーボンファイバー(CFRP)を建物の骨組みに使ったパビリオン。
- 高価だが鉄と比べると強度4倍/重さ5分の1
- 飛行機や車に使用されている
- 軽いので現場で作業する人にとっても負担が少ない
- 杭を減らせる利点
閉幕後は、このドームをモルディブ共和国のリゾート施設へ移設する計画です。
CFRPは軽くて運びやすく、島国での再利用にもぴったり。「サステナブルな観光・海洋教育拠点として再活用」がモルディブのニーズにフィットしたようです!
アイルランドパビリオン
アイルランドを代表するデザイナー兼彫刻家 ジョセフ・ウォルシュ(Joseph Walsh) 氏による記念碑的な作品で、アイルランド館のシンボルとして制作された6メートル級のリング状彫刻です。
これはアイルランドパビリオンに設置された彫刻作品「マグナス・リン」。革新的な素材技術を駆使し、時と自然の流れを通して人と自然との関係を象徴しているという。その黄金の輪に包まれた木々が色づき始め、閉幕の季節が近づいていることを静かに告げている。@expo2025_japan @IrelandatExpo pic.twitter.com/kbLh2YTzKy
— 地球写真家 石井友規 (@ishiiyuki_81122) September 20, 2025
「Magnus」はラテン語で“偉大な”、“大いなる”を意味
「Rinn」はアイルランド語で“岬”や“輪(ring)”、“つながり”の意味を持ちます。
作品名全体で「偉大なる輪」または「巡るつながり」を象徴しています。
日本とアイルランドの文化的なものに限らずいろんな結びつきを表現しているようです。
知恩院の三門や御影堂などは国宝や重要文化財に指定されている文化的価値は非常に高い場所です。
観光名所の八坂神社から徒歩3~5分程!
この秋、訪ねてみるのもアフター万博の楽しみですね♪
※展示時期は不明
- 移設予定先:知恩院
- 公式ホームページ
- 住所:〒605-8686 京都府京都市東山区林下町400
- 拝観時間:9時00分~16時00分
- 連絡先:0755312111
- 最寄り駅:地下鉄東西線の「東山駅」徒歩約8分/京阪電車「祇園四条駅」徒歩約10分
- バス:「知恩院前」バス停徒歩5分
▼2025年秋の京都ライトアップ・夜間&特別拝観を一挙網羅!紅葉はこれから🍁


いのちの遊び場・クラゲ館は?
広島県福山市に移設され公共施設に再利用されるようです。
日本国際博覧会協会の10月の公募で選ばれれば、
クラゲ館の屋根や柱などが未来館の屋外エリアに移される予定です。



ただし、館内の遊具は再利用の対象外となっています💦
広島県福山市は、大阪・関西万博のパビリオン「いのちの遊び場 クラゲ館」を市内に誘致することを決めた。2029年度オープンを目指して整備する「子ども未来館」(仮称)の関連施設として活用したい意向で、10月に行われる公募に参加する予定。
引用元:朝日新聞 2025.9.9
クラゲ館は、万博の中でも人気を集めた中核パビリオンのひとつ。
ジャズピアニストであり数学研究者でもある中島さち子さんがプロデュースした施設で、
クラゲをモチーフにした柔らかな曲線の屋根が印象的です。
館内では、科学・音楽・アートをテーマにした体験型展示が展開され、
音や光に触れながら“遊びながら学ぶ”仕掛けがいっぱい。
子どもから大人まで五感で楽しめる空間として話題になりました。
静けさの森はなくなる?
会場内にそのまま残される方針です。
静けさの森が残る
— EXPO_CAT (@expo2025_cat) September 13, 2025
嬉しい!
新団体・一般社団法人「静けさの森 共鳴機構(Forest of Resonance Institute / FoR)
共同代表理事 宮田裕章/藤本壮介
常務理事 忽那裕樹
生態系の保全を軸にしながら次世代教育/文化芸術/国際連携を広げていく組織https://t.co/vOgtOd3FTa#EXPO2025 pic.twitter.com/2F69AsEmtw
宮田裕章氏のInstagramにこの『静けさの森』を維持していくための新法人設立の告知がありました。
宮田 裕章 | Hiroaki MIYATA Instagram
テーマ事業プロデューサーである宮田裕章と会場デザインプロデューサーである藤本壮介を共同代表理事に、そして「静けさの森」のランドスケープデザインを手がけた忽那裕樹を常務理事に迎え、始動します。
引用元:宮田裕章Instagram 2025.9.13
話題になった2億円トイレはどこへ?
総工費約2億円とも言われる木造トイレ棟は、会場内でも特に注目を集めた施設のひとつ。
10月12日・13日、万博ラスト2Days。
— 米澤隆 (@yonezawatakashi) October 11, 2025
万博会場にいます‼️
2億円ぶんの感謝を込めて——
グランドフィナーレ、キメさせていただきます✨#大阪関西万博 #EXPO2025#万博トイレ5 #万博2億円トイレ#動く米澤パビリオン pic.twitter.com/QdyjoCa9Vg



“万博の象徴的トイレ”として話題になりました。
閉幕後は、大阪府が河内長野市の植物園「府立・花の文化園」で一部を再利用する方針です。
- 大阪府立花の文化園:公式ホームページ
- 住所:〒586-0036 大阪府河内長野市高向2292−1
- 営業:10:00 – 17:00 ※入園は閉園時間の1時間前まで
- 休園日:月曜・年末年始 ※月曜が祝日の場合は翌日が休園リスト
ミライ人間洗濯機は販売される?
【最新】ミライ人間洗濯機が、いよいよ量産体制を整え、販売が決定!
大阪・関西万博で話題となっている「人間洗濯機(ミライ人間洗濯機)」を開発したのは、大阪市淀川区に本社を置く「株式会社サイエンス」です。
この「ミライ人間洗濯機」は、サイエンス独自の“ファインバブル技術”やAIによる健康状態測定システムを搭載し、体を自動で洗うだけでなく心まで癒す未来型入浴装置として、大阪ヘルスケアパビリオンで展示されていました。
ミライ人間洗濯機はカラダもココロも自動で洗浄をコンセプトに、全行程を15分で完結する優れモノ
新大阪の駅前にある「株式会社サイエンス」ショールームで11月には展示をする予定
- 大阪関西万博閉幕時点で10台の予約申込あり➡ホテルやレジャー施設・マンションギャラリー(集客のため)
- 一般に販売する場合の想定価格:高級外車1台分程 ※開発費は約1億円でした💦
- 海外のロイヤルファミリーから3台予約希望の打診あり
住所:〒532-0011 大阪市淀川区西中島5-5-15 新大阪セントラルタワー南館1F
TEL:06-6307-2400
※心斎橋にもショールームがありますが、ミライ人間洗濯機の展示は新大阪の方です
ヘルスケアパビリオン
大阪万博開催中から、JRの駅、大阪・新大阪・岸辺・天王寺などにも設置されていた『カラダ測定ポッド』は今後も継続予定。
★JR大阪駅 DotHealth Osakaのご案内★
— EXPO2025/JR西日本グループ【公式】 (@expo2025_jrwest) May 26, 2025
~万博を日常の駅で体験しよう! “カラダ測定ポッド”~
大阪駅の中央コンコースにヘルスケアに特化したエリアを設け、これをDotHealth Osaka(ドットヘルス大阪)と命名しています!… pic.twitter.com/6RY1ZczG2w
具体的な設置場所と利用期間
- 大阪駅:中央コンコース「DotHealth Osaka」内(改札外)、うめきた地下口(改札内)
- 新大阪駅:在来線コンコース(改札内)
- 天王寺駅:阪和線こ線橋1・2番線階段付近(改札内)
- 岸辺駅:改札口外
利用可能時間
- 11時から17時30分まで(期間は2025年10月13日まで)。
特徴
- 複数のセンサーとカメラを用いて、心血管、筋骨格、髪、肌、歯、目、脳の7つの健康項目を測定。
- 利用は無料。だたし万博公式アプリの登録が必要。
- 体験は5分程。
ドイツパビリオンのサーキュラーちゃん
ドイツパビリオンで音声ガイドとして人気を集めたキャラクター「サーキュラー」。
その愛らしい姿から“サーキュラーちゃん”の愛称で親しまれ、
ついには「万博キャラクター人気投票」で堂々の1位に輝きました✨
そんなサーキュラーちゃんの2体は、万博閉幕後に大阪市立科学館へ寄贈されることが決定。
今後、一般公開される予定で、再び会える日を楽しみにしているファンも多いようです。
「ドイツパビリオン」から「サーキュラー」がやってきた!🌎
— 大阪市立科学館広報 (@osaka_kagakukan) October 16, 2025
この度、ドイツパビリオンより、
大阪・関西万博で大人気だったサーキュラーが贈られました!✨
大阪市立科学館でみなさんとお会いできる日が
近いかもしれません!
詳細は決定次第、お知らせいたしますのでお楽しみに✨ pic.twitter.com/pwo3MnpeGp
▼万博ロスを解消!ミャクミャクや“万博メシ”にもう一度会いに行きませんか?アフター万博徹底調査


イタリア館の名作が美術館で再展示へ
大阪・関西万博で屈指の人気を誇ったイタリア館。
事前予約が難しく、入場しても館内は連日長蛇の列で、
「見られなかった」「もう一度観たい」という声も多く聞かれました。
そんな中、イタリア館の主要作品の一部が万博閉幕後も再展示されることが決定!
2025年10月25日(土)から、大阪市立美術館(天王寺区)で開催される
特別展「天空のアトラス イタリア館の至宝」(朝日新聞社など主催)で公開されます。
本展は、日本とイタリアの国交160周年を記念し、
万博の文化的レガシーを継承する趣旨で企画されたもの。
主な展示作品はコチラ
| 作品名 | 作者・時代 | 備考 |
|---|---|---|
| ファルネーゼのアトラス | 2世紀 | 天球を肩に担ぐ巨神像。イタリア館の象徴的展示。 |
| 正義の旗 | ペルジーノ(1496年) | ルネサンス期の代表作。 |
| アトランティコ手稿 | レオナルド・ダ・ヴィンチ(1478〜1482年頃) | 日本初公開となる2点を新たに展示。 |
イタリア館ではこのほか、カラヴァッジョ「キリストの埋葬」(1602〜04年)なども紹介されていましたが、
閉幕後も“芸術のレガシー”として、その一部が大阪で再び輝きを放ちます✨
特別展「天空のアトラス」は、2025年10月25日〜2026年1月12日まで開催。
日時指定予約優先制
料金:一般1800円/高校・大学生1500円/小中学生500円。
開館:午前9時30分〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
(詳細は大阪市立美術館公式HPまたは「なにわコール」06-4301-7285へ)
※当日券の購入・予約は10月18日(土)10:00より「天空のアトラス イタリア館の至宝」公式オンラインチケットと各プレイガイドにて開始!
入場は日時指定の予約優先制(日時指定予約優先制)です。
事前予約がおすすめで、満員になると当日券では入れないこともあります。
空きがある場合は当日券も販売されますが、混雑時は入場を待つことがありますのでご注意を。
チケットの主な販売場所
①「天空のアトラス イタリア館の至宝」公式オンラインチケット
②ローソンチケット(Lコード:53198)
③セブンチケット(セブンコード:113-096)
④tabiwa



大阪市立美術館はJR天王寺駅や大阪メトロ天王寺駅から「天王寺動物園」へ向かう途中、天王寺公園内にあります。
大屋根リングはどう残る?“木のレガシー”活用と保存区間


会場の象徴ともいえる大屋根リング(全長約2km・高さ最大20m)は、
世界最大級の木造建築物として注目を集めました。
1周約2km、高さ最大20mの世界最大の木造建築物「大屋根リング」は、9月に入り、リングの北東、約200m部分を大阪市が公園として管理する案で合意しました。費用は、数十億円規模が見込まれています。
引用元:MBS NEWS
また、解体された木材は再加工され、
府内の公共施設や教育機関の内装材として再利用される予定。
また下記のような情報もあります。
「大屋根リング」の木材は、石川県珠洲市の復興公営住宅の資材として活用される予定だ。
引用元:Yahoo!ニュース
「木の循環」をテーマとしたサステナブルなレガシーが実現します。
\大屋根リングって世界に誇る木造建築物✨会場内の建築~トイレまで網羅/
\大阪・関西万博では会場デザインプロデューサーを務め、 国内外から耳目を集める藤本氏/
夢洲駅・跡地の再開発は?IR統合リゾートとの連携も視野
夢洲駅の今後
会場アクセスの玄関口として活躍した夢洲駅(大阪メトロ中央線)は、
閉幕後も引き続き使用されますが、ダイヤや本数は大幅に減少します。





閉幕後しばらくは、IR統合型リゾート(大阪IR)などの建設に携わる関係者が主に利用することになりそうです。
そのため、万博開催中に比べるとダイヤ変更・本数の減少が見込まれています。
大阪メトロの公式発表によると、
万博期間中は本町~夢洲間で1日あたり約375本(平日・休日とも同数)運行されていましたが、
2025年10月14日(火)以降の改正ダイヤでは、
平日99本・土休日84本へと減便され、運行数はおよそ4分の1になります。
列車間隔も、万博期間中の最短2分30秒から、
平日は最短3分20秒~最大20分間隔、休日は最短5分~最大20分間隔に変更。
閉幕後はおおむね2本に1本がコスモスクエア止まりとなるため、
夢洲方面への本数はさらに少なくなります。
当面はIR(統合型リゾート)などの建設関係者が中心に利用するとみられ、
IR開業(2030年前後)までの間に駅舎のリニューアル整備も進む見込みです。
万博跡地はどうなる?「夢洲第2期エリア」として再開発へ
そもそもIRとは何の略?
Integrated Resort(インテグレーテッド・リゾート)
の略です。
つまり日本語では「統合型リゾート施設」のこと。
跡地全体は、
物流・研究・観光複合エリア
などに再編成。府市は「未来型のまちづくり」を掲げ、
ポスト万博=夢洲の第2章に向けた準備を進めています。
カジノを含む大型ホテルや商業施設、国際会議場(MICE)などを
ひとつのエリアに集めた巨大複合観光施設となりそうです。
主なエリアは3つ!
- IR(統合型リゾート)エリア
- 万博跡の再開発ゾーン
- 物流・研究・観光複合エリア
万博会場の隣接地でIRの工事は4月には着工されている様です。
【大阪万博会場の隣地】日本初のカジノ含むIR、24日に本体工事着工へhttps://t.co/agUaEmEdOL
— 日経関西 (@nikkeikansai) April 14, 2025
2030年秋ごろにIRの開業を目指す大阪IR株式会社が、万博会場の隣接地で24日から施設本体の建設工事に入ります。大型重機の稼働ピークを閉幕後とし、「騒音や景観悪化に最大限配慮する」としています。 pic.twitter.com/H8WnJU2Gnn
IR統合型リゾート(大阪IR) 主な施設内容
- 高級ホテル群
- カジノ(観光客向け・入場制限あり)
- 国際会議場・展示ホール(MICE)
- ショッピング・飲食施設 劇場・アリーナなどのエンタメ施設
世界の代表的なIR
| 地域 | 代表施設 |
|---|---|
| 🇸🇬 シンガポール | マリーナベイ・サンズ |
| 🇺🇸 ラスベガス | ベラージオ、MGMグランド |
| 🇲🇴 マカオ | ザ・ヴェネチアン・マカオ |
| 🇰🇷 韓国・仁川 | パラダイスシティ |
大阪・夢洲のIR計画
- 運営:MGMリゾーツ・インターナショナル × オリックス連合
- 開業予定:2030年秋ごろ
- 敷地面積:約49ヘクタール(万博会場に隣接)
- 施設構成:大型ホテル、国際会議場、商業・エンタメ施設、カジノ など
日本初の正式認定IRとして、
「万博跡地 → IR → 未来都市」 という流れで開発が進められています。
レガシーとして残る大阪万博の象徴とは?
ミャクミャク像、大屋根リング、そして木材や展示の再利用——
それぞれが「形は変わっても理念を残す」レガシーです。
大阪・関西万博は「いのち輝く未来社会のデザイン」を掲げてきました。
閉幕後も、環境共生や技術の進化、人のつながりをテーマに、
“未来へ続く舞台”として記憶に残るでしょう。
まとめ|閉幕後も“未来をつなぐ”大阪・関西万博のレガシー
- ミャクミャク像=関西の主な観光地を巡回→夢洲へ帰還、という構想も浮上
- ガンダム像=撤去後に再展示・再活用予定
- 大屋根リング=一部保存・木材再利用
- 夢洲駅・跡地=IR・観光エリアとして再整備
2025年の万博は閉幕しても終わりではありません。
「人と未来をつなぐ舞台」は、これからも形を変えて続いていきます。







