大阪・関西万博は閉幕が近づき、
いまや毎日20万人前後が来場する大混雑のイベントになっています。
そんな中でよく聞かれるのが、
「Wi-Fiがつながらない」
「当日登録が全然できない」
といった声です。
でも実は──
繋がりやすい場所や、
ちょっとしたスマホ設定の工夫を知っておくだけで
成功率はぐっとアップします。
この記事では、
公式情報や現地の体験をもとに
✅ 当日登録が通りやすい場所
✅ スマホ設定チェックリスト
をまとめて紹介します。
大阪万博Wi-Fiがつながらない理由は?|混雑と電波の仕組み

まず「なぜつながらないのか」を知っておくと、対策がイメージしやすくなります。
万博会場の通信環境は各社が増強しているものの、20万人規模の来場者でアクセスが集中すれば混雑は避けられません。
- 来場者が一斉にアプリで当日登録を操作 → サーバーと回線に負荷
- Wi-Fiが自動接続 → 混雑時は逆に遅くなるケースも
- 屋外イベント特有の「人混みが壁」になり電波干渉



だからこそ「つながりやすい場所を選ぶ」「スマホの設定を工夫する」がカギになります。
万博会場の通信はどう強化されている?各社のアンテナ対策
「Wi-Fiがつながらない!」と感じても、実は通信会社はかなり力を入れて会場を強化しています。
公式リリースを見ると、通常のイベントでは考えられないレベルの基地局・アンテナが展開されていることがわかります。
通信会社 | 主な対策 | 特徴・効果 |
---|---|---|
KDDI(au) | ✅ウォータープラザ ✅ポップアップステージ西) へ 5Gミリ波中継器3台設置・人流分析ツールで設置場所を最適化 | ・2025年8月29日に混雑エリア✅EXPOアリーナMatsuri・DL 1.5Gbps超/UL 400Mbps超を実現 ・工期は通常の8割短縮でわずか1日設置 ・設置後、通信量は約8倍に増加も品質改善 |
NTTドコモ | ・パビリオン周辺に「ガラスアンテナ」を設置(景観を損なわず拡張)・車載型/可搬型基地局を随時投入 | ・屋外でも自然に通信エリアを拡大・大規模混雑時も臨時基地局で対応 |
ソフトバンク | ・5月の大型連休前には東西の入場ゲートや会場内にアンテナを増設し、アンテナ方位の調整などで接続先を分散させて混雑に対応 | ・利用者が集中するホールや広場で通信安定・Sub6帯を活用し障害物に強い電波を確保 |
楽天モバイル | ・会場内の基地局を順次増設中・一部エリアで速度改善を図る | ・場所によっては快適だが、混雑時に「繋がりにくい」との利用者報告あり・今後の強化に期待 |
例)KDDIで閉幕に向けた来場者急増に対応するため設置した5Gミリ波中継器はこのような形状!


当日登録を成功させる繋がりやすい場所
東ゲート・NTTパビリオン・西ゲート端末センター
会場内でも通信環境は均一ではありません。
基地局の配置や移動基地局車の配備によって「強いエリア」と「弱いエリア」がはっきりしています。
繋がりやすい場所(実績ベース)
場所 | 特徴 |
---|---|
東ゲート付近 | 移動基地局車が複数配備、4社シェアリング基地局の中心。通信環境が安定しやすい。 |
大屋根リング上 | 電波が抜けやすく理論上は有利。ただし人が密集する時間帯は逆に不安定になりやすい。 |
NTTパビリオン周辺 | ドコモの「ガラスアンテナ」が設置。高速で繋がりやすいと評判。 |
登録センター | 当日登録端末が多数設置(スタッフ常駐)。スマホが繋がらない時の頼みの綱。 |
当日登録端末では?
実際に行った人からは、こんな声もありましたので試すことには価値ありそうです。
- 登録端末の列に並んでいると「Osaka Free Wi-Fi」に自動接続されることがある
↓ - その状態で スマホから当日予約を操作すると、端末に着く前に予約が取れるケースも
- ※ただし、事前に「Osaka Free Wi-Fi(OpenRoaming)」の設定を済ませておく必要あり
💡 ポイント
- うまくいけば パビリオン2枠程度までは同時に拾えることもある
- 開放時間以外でも空きが出る瞬間がある → リロードを根気よく繰り返す
- ブラウザのタブを複数用意する → 1人分用と複数人分用を分けて挑戦するのがコツ
その他で当日登録端末をおススメする声は
スマホでの予約は無線になるけど当日登録端末は有線なので早く繋がりやすく比較的予約が取りやすい、という理由が推しポイントの様です。
参考程度ですがauで繋がりやすい、と噂になっている場所もあります。
場所 |
---|
wasse喫煙所周辺 |
イギリスパビリオン周辺 |
ガンダムパビリオン周辺 |
コモンズ周辺 |
どうしても繋がらなければ「登録センターの端末」を活用しましょう。
SNSの声では?
- メインau、サブ楽天の2台で当日登録してますが、会場内では楽天は全然ダメ。普段使いに不満は無いんだけど。
- 楽天モバイルは、全くダメでした。 これほどまでに、通信しないのは痛いですね。
- 先月行きましたが、楽天モバイルはほぼ繋がりませんでした。マイネオ(docomo回線)は繋がりました。
- 午前中は良いけど昼から楽天は全くダメでした。 DUAL SIM出docomoもあるけどそちらも少しマシな程度でイマイチ。 それ以外は持っていないから分かりませんがAUは良さそうでした。
ーYahoo!ニュースコメントより
- 万博会場、auはちょいちょい電波詰まるけどソフトバンクは概ねサクサク繋がるからイベント会場ではソフトバンク回線しか勝たんな
- 万博入場待ち。 待てば海路の日和あり? 私はスマホ3台持ち。 キャリアバラバラ。 ドコモとauは繋がる。 楽天は繋がらない。
- ドコモ人が密集してるところはいつも電波壊滅的なのに万博は繋がる!何故!
- 万博会場内、docomoとソフバンの電波弱い auは比較的強い、楽天は基地(アンテナ?)が近い場所だと強い 当日予約をガチる場合、スマホは最新機種推奨
ーX投稿分より
万博到着
— taco(たこ) (@eacointaco) July 4, 2025
早速基地局カーがあったので計測
パット見る限りKDDIが一番アンテナ本数が多かった。その影響もあってかKDDIは安定していて速かった。KDDIは5Gの電波も出してたから4Gに制限して計測してもKDDIは安定していた。楽天からpovoに乗り換えもありだな pic.twitter.com/jDVP8s8vZK
Wi-Fiが原因かも?当日登録時のスマホ設定コツ
会場のWi-Fi(OpenRoaming)は便利ですが、混雑時には逆効果になる場合もあります。
設定チェックリスト
- Wi-Fiの自動接続(OpenRoaming)はオフにする
- 機内モードをON→OFFして電波を掴み直す
- 5G/4Gを手動で切り替えて試す
- アプリを一度終了→再起動
- バッテリー節約モードは解除して通信速度を確保
この基本操作だけでも「繋がらない→繋がった」に変わるケースは多い、とも言われます。
当日登録を成功させるための行動パターン



「場所」と「設定」以外にも、ちょっとした行動パターンで成功率が変わります。
- 10分ルールを意識:入場から10分後に予約解禁。焦らず待つ。
- 開放時間を狙う:人気パビリオンは12時/15時/17時などの枠解放あり。
- 少人数で試す:1~2名だと枠を拾いやすい。
- キャンセル拾い:こまめに更新すると意外と空きが出る。
公式には「入場から10分後」に当日登録が可能になると案内されています。
ただし、一部の来場者からは「10分経過前でも操作できた」という声もあります。
朝イチ入場はやっぱり有利
混雑対策で各社が基地局を強化しているとはいえ、
結局のところ 来場者数が少ない朝イチが最も繋がりやすい というのは基本だけど有効な方法です。
- 9〜10時台はまだアクセスが集中しにくい
- 端末台数も余裕があり待ち時間が少ない
- 午後にかけて混雑&回線負荷が増える
そのため、もし予定を調整できるなら「朝イチに入場 → 当日登録で人気パビリオンを押さえる」のが一番の近道です。
こうした工夫で“思わぬ先行成功”に繋がるケースもゼロではありません。
あくまで例外的な現象ですが、混雑時にチャンスを逃さないためにはトライする価値があります。
万博のフリーWi-Fi(OpenRoaming)は使う?使わない?
大阪・関西万博では、CISCOが提供する「OpenRoaming」対応の公衆Wi-Fiが整備されています。
便利ではあるけれど、使いどころを間違えると逆に「つながらない!」となることも。
そこで、どんな場面で使うべきか/避けるべきかを表にまとめました。
フリーWi-Fiの利用シーン早見表
シーン | Wi-Fi利用はアリ? | 理由・ポイント |
---|---|---|
当日登録の勝負どころ | ❌ 避けた方がいい | 混雑時は不安定になりやすく、4G/5G回線の方が安定。失敗リスク大。 |
SNS投稿や写真共有 | ⭕ アリ | 通信量が多い場合に役立つ。暗号化ありで比較的安心。 |
動画のストリーミング視聴 | △ 場所次第 | スポットによっては速度不足。通信が重い時はキャリア回線推奨。 |
休憩所や飲食スペースでの軽いネット利用 | ⭕ アリ | 自動接続で便利。メール確認やLINE程度なら問題なし。 |
個人情報や決済入力 | ❌ 厳禁 | クレカ情報やパスワードは入力しない。セキュリティ面でも危険。 |
- 「安全」とはいえ、個人情報や決済には絶対に使わない
- 当日登録やチケット交換の場面 → Wi-Fiは切るのが鉄則
- 通信量が多い作業や休憩中の軽い利用には役立つ
会場内には公式Wi-Fi(OpenRoaming)が整備されていて便利。
ただし当日登録のような勝負どころでは、むしろWi-Fiを切ってキャリア回線を使った方が成功率が高い、という声もあります。
▶公式HP>「Osaka Free Wi-Fi」+OpenRoaming対応案内・Wi-Fiマップダウンロードページ
まとめ|大阪万博の当日登録は「場所+設定+行動」で突破
万博の通信環境は各社が全力で整備していますが、20万人が一斉にアクセスすれば混雑は避けられません。
だからこそ大切なのは、
- 繋がりやすい場所を把握する
- スマホ設定を工夫する
- 解放タイミングに合わせて行動する
この3つを押さえれば、当日登録の成功率は確実に上がります。
焦らず、こまめにチェックして、狙ったパビリオンを体験しましょう!