河原町から歩いて行ける“紅葉ライトアップ&夜間特別拝観”だけを探したい人へ。
2025年の京都は、建仁寺の夜間貸切特別拝観(JR東海)や、知恩院の秋のライトアップ、高台寺・圓徳院・青蓮院など、徒歩圏だけでも名所がずらりと並びます。
「清水寺までは行かずに河原町周辺で回りたい」「夜だけ効率よく紅葉を見たい」というニーズが近年急上昇中。
本記事では、開催期間・点灯時間・料金・アクセス・見どころをすべてまとめ、2025年に行くべきスポットだけを厳選して紹介します。
河原町周辺の紅葉ライトアップ・夜間拝観〈比較表〉
まずは6つの寺院を ひと目で比較できる表 にまとめました。
| 寺院名 | 期間 | 拝観時間 | 料金 | アクセス |
|---|---|---|---|---|
| 建仁寺(JR東海貸切特別拝観) | 11月中旬(JR東海企画に準ずる) | 17:30〜19:30 | 2,000円(事前予約のみ) | 京阪「祇園四条」徒歩7分、市バス「東山安井」徒歩5分 |
| 青蓮院門跡 | 11/7〜12/7 | 18:00〜22:00(21:30受付終了) | 大人1,000円 小中高500円 | 地下鉄東山 徒歩5分、市バス「神宮道」徒歩3分 |
| 知恩院 | 11/19〜12/7 | 17:30〜21:30(21:00受付終了) | 大人800円 小中400円 | 京阪「祇園四条」徒歩10分、市バス「知恩院前」徒歩5分 |
| 圓徳院 | 10/24〜12/14 | 17:00〜21:30(22:00閉門) | 大人500円 中高生200円 | 市バス「東山安井」徒歩7分 |
| 高台寺 | 10/24〜12/14 | 17:00〜21:30(22:00閉門) | 大人600円 中高生250円 | 市バス「東山安井」徒歩7分 |
| 八坂神社 | 通年 | 24時間参拝可 | 無料 | 京阪「祇園四条」徒歩5分 |
続いて、それぞれの寺院の 見どころ・御朱印・注意点・特徴 を個別に解説します。
建仁寺(JR東海 夜間貸切特別拝観)※事前予約制
建仁寺のホームページには特に夜間特別拝観の案内表示はありませんが、
今年もJR東海の貸切企画として、建仁寺で“夜だけの特別拝観”が実施!

なので当日受付は不可です💦
「そうだ 京都、行こう。」キャンペーン、実はJR東海が手がける観光プロモーションで、毎年さまざまな魅力的な企画が登場しています。
この企画で建仁寺も夜間貸切の特別拝観があるんです。
最小参加人数1人でも申し込みが可能なのでおススメ。
通常は入れない夜間に、苔庭と紅葉ライトアップ、天井画「双龍図」がじっくり鑑賞できます。
【実施期間】11/29(土)~12/13(土)
【実施時間】17:30~19:30(最終受付19:00)
【実施代金】2,000円 (電子チケット)
大人:2,000円(電子チケット)
子供:同額(年齢問わず一律)
※本坊+法堂の拝観料込み
※現地受付での申込不可(事前予約のみ)
■所要時間:約40〜60分が目安
本坊(庭園・諸堂)+法堂(双龍図)を自由に拝観。
- 駐車場・駐輪場なし → 公共交通機関推奨
- 三脚・自撮り棒など撮影補助具は禁止
- 混雑時は入場待ちあり
- 御朱印は書置き(500円)で授与可
- 鳥羽美花「舟出・凪」襖絵は修復中で非公開
\夜間貸切特別拝観詳細をチェック♪/


河原町でも観光客でにぎわう花見小路の奥に位置する、建仁寺。
京都最古の禅寺、『○△□の庭』や俵屋宗達筆の『風神雷神図屛風』、桃山時代の『雲龍図』など普段から見どころはたくさん!
■ 注意事項
建仁寺2025夜間貸切特別拝観で行くなら!
- JR東海の電子チケット (スマホ必須)
- 当日受付不可
- 駐車場なし
- 三脚・自撮り棒禁止
- 修復中の襖絵(鳥羽美花「舟出・凪」)は非公開
- 建仁寺
- 住所:京都市東山区大和大路通四条下る小松町
- 通常拝観時間:午前10時~午後4時30分受付終了(午後5時閉門)
- 通常拝観料:一般 800円、学生(小・中・高) 500円
※小学生未満の子供は無料
※小学生以下のみでの拝観は不可 - アクセス:電車の場合
✅京阪電車「祇園四条駅」より 徒歩7分
✅阪急電車「河原町駅」より 徒歩10分
京阪電車の『祇園四条駅』からなら約5分でも到着✨
ちょっと寄り道
緑壽庵清水 祇園店(花見小路)
- 1847年創業の日本唯一の金平糖専門店「緑壽庵清水」の支店
- 金平糖はすべて手作りで、完成までに約2週間かかる職人技の逸品
- 営業時間:月・火・木・金・土・日:11:00~18:30
- 京都府京都市東山区祇園町南側570-122
家傳京飴 祇園小石(本店)
- 京都府京都市東山区祇園町北側286-2
- 直火釜で炊き上げる伝統製法による京飴専門店
- 店内奥には甘味処「茶房こいし」を併設。飴屋だけに
コクのある秘傳の黒糖蜜を使ったパフェやかき氷が評判 - 飴は約30種類以上を常時取り揃え、お土産・贈答用にもおすすめ
青蓮院門跡(しょうれんいんもんぜき)|5年ぶりライトアップ再開!



次は なんと5年ぶりにライトアップする門跡です✨要チェック!
- 【開催期間】2025年11月7日(金)~12月7日(日)
- 【開催時間】18:00~22:00(受付終了 21:30)
※昼夜入れ替え制 - 【拝観料金】個人 ・大人:1,000円 ・小中高生:500円
■ 拝観エリア
- 北庭・苔庭
- 竹林
- 各諸堂内部
熾盛光如来の「光」をあらわす幻想的なライトアップ
■ 特色・見どころ



本年から、ライトアップのデザインを変えているんです!格調高い池泉廻遊式庭園や、境内全域をあますところなくライトアップしてくれています。
- “光の寺”と呼ばれるほど照明演出に優れる
- 約1,000灯の照明が作る 青い竹林・苔庭の星光
- 天然記念物の大クスノキ5本が迫力満点
- 江戸時代に仮御所となった優雅な境内
■ 注意事項
日中の拝観から引き続きライトアップの夜間拝観へは残れません⚠️
- 昼夜入れ替え制
- 2025年、将軍塚青龍殿のライトアップは 中止
- 青蓮院門跡公式ホームページ
- 住所:
- 通常拝観時間:9:00~17:00(16:30受付終了)
- 拝観料:個人:大人600円 中高生400円 小学生200円
- アクセス:
①交通京都市営バス5・46・100系統 「神宮道」下車 徒歩3分
②地下鉄東西線 「東山駅」下車 徒歩5分
③円山公園から徒歩10分 知恩院北隣
知恩院(秋のライトアップ2025)
知恩院は八坂神社からもすぐ!
「知恩院 秋のライトアップ2025(夜間特別拝観)」は11月19日(水)から行われます!
国宝の御影堂や三門周辺と紅葉が鮮やかにライトアップされます。
【拝観期間】2025年11月19日(水)~ 12月7日(日)
【拝観時間】17:30~21:30(受付 21:00まで)
【拝観料】大人800円/小人400円(小・中学生)
※支払いは現金のみなので注意⚠️
【拝観場所】《国宝》三門周辺・友禅苑・女坂
《国宝》御影堂・大鐘楼・阿弥陀堂は外観のみ
【アクセス】市バス206「知恩院前」から徒歩5分



予約なしでも入場可能ですが、ライトアップ拝観エリアを僧侶と一緒に巡る1時間30分の「月かげプレミアムツアー」は予約制
気になる月かげプレミアムツアー!?
■ 特別企画:月かげプレミアムツアー
- 僧侶が同行する 90分の案内ツアー
- 水・土・日・祝日
- 開始時間:18:00~
- 所要時間:約1時間30分
- 通常非公開:御影堂内陣・大鐘楼柵内
- 各回30名限定
- 料金:3,000円(ライトアップ拝観料含む)
■ その他の見どころ・催し
- 毎夜開催「お坊さんのはなし」+木魚念仏体験
開始時間:18:00~/18:45~/19:30~/20:15~ - 限定御朱印「彗成大師」授与(300円)
- 11/27:声明の奉納
- 11/29:雅楽演奏会
御朱印



知恩院では夜間拝観で2種類の御朱印を授与してもらえます!どっちも欲しい♪
- 秋のライトアップ期間➡限定御朱印『彗成大師(えじょうだいし)』授与
※あらかじめ墨書きされたもの
※一部300円 - 月かげプレミアムツアーに参加した場合
➡ツアー記念品として特別ご朱印『勧進』
- 知恩院公式ホームページ
- 住所:〒605-8686 京都市東山区林下町400
- 電話番号:075-531-2111(代)
- 通常開閉門時間:午前6時から午後4時
- 庭園拝観料:共通券・高校生以上500円/小人250円
他詳細料金こちらから - 交通アクセス:地下鉄東西線『東山駅』約10分
他詳細こちらから
圓徳院(落ち着いた夜間拝観・ねねの庭)
豊臣秀吉の正室・北政所(きたのまんどころ)ねねが晩年の19年間に自身の本拠地としたことで知られる高台寺の塔頭(たっちゅう)の一つ。
塔頭とは大きなお寺の敷地内にある、小さな別院や子院のことを指します。


- 【所要時間】:30〜45分程度
- 【実施期間】:10月24日(金)〜12月14日(日)
- 【夜間拝観時間】:17:00〜21:30(22:00閉門)
- 【見どころ】:方丈石庭の陰影、北庭の苔と灯りのコントラスト
- 【拝観エリア】北庭/南庭/襖絵(長谷川等伯関連)
- ベスト時間:高台寺参拝の前後にセットで。特に雨上がりは苔がしっとり輝き、幻想的な景色が楽しめます


▼北庭は池泉回遊式ですが枯山水です。片隅には『京都検定』にも出題された『桧垣の手水鉢』も!


■ 注意事項
- 2025年12月12・13・15は 拝観休止⚠️
- 高台寺との共通拝観券で 駐車場2時間無料
▶紅葉シーズンは満車になることも多いので、「akippa」で予約しておくと当日もスムーズです。
3ケ所(高台寺、掌美術館、圓徳院)共通割引拝観券 900円もあります!ぜひ利用したいですね
- 圓徳院公式ホームページ
- 所要時間:30分程
- 通常拝観時間:10:00〜17:00(受付終了16:30)
※午後5:30 閉門 - 通常拝観料1カ所あたり:大人:500円/中高生:200円
- 団体(30名以上):400円
- 小学生以下:無料(※小学生5名につき保護者1名が必要)
- 所在地:京都市東山区高台寺下河原町530
- アクセス:京阪「祇園四条駅」から徒歩約10分、阪急「京都河原町駅」から徒歩15分。市バス「東山安井」下車すぐ。
- 拝観料:一般600円(共通割引券で高台寺・掌美術館とセットも可)
おすすめ四条通りサイト
➡歩き方から交通、『祇園辻利』『よーじや』など芸術・お土産・喫茶/茶房など、四条通りの各店舗詳細記載の完全ガイド【京都祇園 八坂神社参道 祇園商店街】
高台寺(最も人気の紅葉ライトアップ)
2025年も圓徳院とあわせて“ねねの道エリア”は最も人出が多い夜間スポットに!


- 高台寺公式HP 住所&map
- 〒605-0825 京都府京都市東山区 高台寺下河原町526
- 今年の実施:10/24〜12/14/17:00〜21:30(22:00閉門)秋の特別拝観・夜間特別案内詳細
- 見どころ:臥龍池のリフレクション+演出照明。境内の高低差で写真に奥行き。
- ベスト時間:日没直後(空に青が残る時間帯) or 閉門1時間前のゆったり枠。
- 所要:45〜60分。
- 回遊例:ねねの道→高台寺→圓徳院(徒歩1〜2分)。
- 初めてさんメモ:昼夜入替なしなので“夕方IN→夜景”が可能。
■ 拝観エリア
- 臥龍池
- 方丈庭園
- 竹林
- 掌美術館(料金内)
⚠️通常拝観と夜間拝観の比較(高台寺)
| 種類 | 時間 | 料金 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 通常拝観 | 9:00〜17:00 | 大人600円 | 方丈庭園など |
| 夜間特別拝観 | 17:00〜21:30 | 同じく600円 | ライトアップ・水鏡紅葉 |
※昼夜入れ替えなし
※同じ券で再入場不可
- 河原町周辺だけで夜間の紅葉スポットを探すなら、高台寺は“本丸級”
- 最も華やかで混雑するため、静寂系ライトアップの青蓮院・圓徳院と対照的でバランスが良い
ちょっと寄り道
石塀小路を通ってみよう!八坂神社側に抜けていく場合、
石畳の続く石塀小路を通ると風情が京都チック♪


八坂神社(ライトアップではなく常時参拝)


■ ポイント
- 夜間ライトアップイベントではなく 24時間参拝可能
- 境内が常時明るく、夜の散策に最適
- 河原町〜祇園エリアの基点になるスポット
- 八坂神社公式ホームページ
- 住所:〒605-0073 京都府京都市東山区祇園町北側625
- 拝観時間:24時間
ちょっと寄り道
ハロー!ドーリィー
せっかく河原町・市場周辺を夜に楽しむなら鴨川沿いの『先斗町』ものぞいてみましょう。
老舗のジャズバーは通りの喧騒から一変、照明も落ち着いていて静かな時間を過ごせます!
- 京都市中京区先斗町通四条上ル 200m 鴨川側 1階
- アクセス:京阪「祇園四条」駅から徒歩5分/阪急「河原町」駅から徒歩5分
- 営業時間:現在PM5:30〜AM12:30(L.O AM12:00)
- 電話番号:075-241-1728
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河原町周辺 夜の紅葉おすすめモデルコース(徒歩OK)
① 八坂神社(参拝)
↓徒歩3分
② 圓徳院(しっとりした紅葉)
↓徒歩2分
③ 高台寺(最も華やかなライトアップ)
↓徒歩8分
④ 青蓮院門跡(幻想的な青の世界)
↓徒歩10分
⑤ 知恩院(三門と御影堂ライトアップ)
→ ほぼ“一本道”で巡れる最強ルート。
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まとめ|河原町周辺だけでも“紅葉ライトアップの密度がすごい”
河原町エリアだけで、
ここまで多くの寺院が夜間特別拝観を実施する都市は全国でも珍しいです。
- 華やかさなら → 高台寺
- 幻想的な光なら → 青蓮院門跡
- 国宝の迫力なら → 知恩院
- 静寂を味わうなら → 圓徳院
- レア体験なら → 建仁寺貸切拝観
それぞれ個性が全く違うため、
好みや混雑状況に応じて組み合わせるのがベスト。
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ぜひ2025年の京都・秋夜を楽しんでください。




