京都・永観堂(禅林寺)は“みかえり阿弥陀”で知られる古刹で、紅葉の名所としても大人気。
そんな永観堂は 御朱印の種類や受付時間、どこでいただけるのか など、参拝前に知りたい情報がとても多いスポットです。
さらに、秋の寺宝展(紅葉シーズン)は 拝観料や受付時間、規制の内容が通常と大きく異なるため要注意。
この記事では、
- 御朱印の授与場所
- 受付時間(通常・秋の寺宝展)
- 種類と値段
- 永観堂の御朱印帳(3種類)
- 秋の拝観料は高い?通常との違い
- 秋の規制(臥龍廊・千佛堂など)
- アクセス・基本情報
を、実際に御朱印をいただいた体験をもとに わかりやすく丁寧に解説 します。
初めて訪れる人でも迷わず参拝できる、安心のガイドです。
永観堂の御朱印はどこで受けられる?場所と受付時間まとめ
初めて永観堂を参拝する人が迷いやすいのが「御朱印の場所」。
また、紅葉シーズンは受付終了が早まることもあり、事前のチェックが欠かせません。
御朱印の授与場所はどこ?(境内マップで確認)


総門からまっすぐ入り、中門へ。
こちらで拝観料を支払います。
右手に売店と放生池を望む東屋がありますが、順路に沿ってまっすぐ歩くと
諸堂入り口の大玄関が見えてきます。
釈迦像や臥龍廊、みかえり阿弥陀仏が安置されている阿弥陀堂に続く
大玄関なので観光客はたいていこちらから入場します。
通常時の受付時間(通年)
- 受付:9:00〜16:00
- 閉門:17:00
紅葉シーズンは受付終了が早まることも【注意】
秋の寺宝展期間(11/11〜12/10)は、混雑状況により
受付が早めに終了する場合あり(公式案内)
そのため 早めの時間帯がおすすめ。
直書きと書置き、2025年はどちらに対応?
2025年筆者が訪ねた11月上旬時点では、もみじの見頃を迎える前でしたが
それでも紅葉シーズンのため、外国人含め観光客が増えつつある時期
書置き対応が中心でした。
永観堂の御朱印の種類
永観堂では定番の御朱印を中心に、季節の御朱印や書置き台紙を授与しています。
実際にいただいた御朱印の写真と一緒に紹介します。
定番「みかえり阿弥陀」御朱印
永観堂で最も人気の御朱印。筆致が力強く、美しい書体。

季節・行事の限定御朱印はある?
11月上旬に訪れた際には、朱(赤色)、薄紫、色とりどりのもみじ模様
3種類の御朱印帳が販売されていました。

永観堂の拝観料は高い?通常拝観と秋の寺宝展を比較
実際に “通常拝観” と “秋の寺宝展” の料金・内容を比べると、違いが明確にわかります。
永観堂の通常拝観は、紅葉シーズンと比べると料金も控えめで、
庭園や諸堂をゆったり巡れるため「コスパが高い」と評判です。
通常拝観(通年)の詳細
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 拝観料 | 一般600円 / 小中高400円 |
| 受付時間 | 9:00〜16:00(閉門17:00) |
| 拝観できる場所 | 阿弥陀堂・釈迦堂・庭園・諸堂 など |
| 駐車場 | 利用可(混雑期以外・台数限定) |
秋の寺宝展を除く期間は駐車可能です。
ただし、スペースが限られていますので、 なるべく公共交通機関を利用を推奨する案内は公式HPには記載されています。
永観堂・通常拝観時の駐車場▼

秋の寺宝展(紅葉シーズン)の料金・期間・内容
永観堂が一年で最も賑わうのが秋の寺宝展。
紅葉のピークには境内が大混雑するため、通常とは内容も価格も大きく変わります。
ちょうど11月22日(土)~24日(月・祝)の三連休は見頃!
▼紅葉シーズン見頃の永観堂・放生池のライトアップ風景

秋の寺宝展の概要(2025年)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 実施期間 | 11月11日〜12月10日 |
| 拝観料 | 一般1,000円 / 小中高400円 |
| 拝観可能エリア | 阿弥陀堂・諸堂・庭園+寺宝展展示エリア |
| 主な展示 | 国宝 金銅蓮華紋馨、薬師如来像、両界曼荼羅 など |
| 規制 | 臥龍廊通行止め・千佛堂閉鎖・多宝塔の入場制限 |
料金が通常の約1.6倍になる理由は、
国宝・重文級の寺宝展示+大規模な安全管理や混雑対策が必要なため。
また、紅葉シーズンは「受付終了が早まる」日もあるため、
午前〜14時くらいまでに入るのが安心です。
駐車場に関しては下記の但し書きがあります。
期間中は近隣住宅街の生活環境維持のため、電動キックボード、自家用車輌(バイクおよび4輪)の乗り入れ、駐車はできません。公共交通機関をご利用下さい。 なお、公共駐車場は岡崎公園に公営の岡崎公園駐車場(永観堂から徒歩約20分)があります。
引用元:永観堂公式HP>拝観のご案内
岡崎公園に面した公営の岡崎駐車場は平安神宮にも隣接しているため、
観光シーズンは駐車場に入るまでの行列が日中はできやすいです。
永観堂へ車で訪れようと考えている場合には、
朝イチかライトアップも終盤の閉館間際がおススメの時間帯になりそうです。
- 岡崎公園駐車場
- 〒606-8342 京都市左京区岡崎最勝寺町63番地
- 公式ホームーページ
- 営業時間:7時30分~23時00分
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 通常料金(昼間) | 8:00〜20:00:30分/300円 |
| 通常料金(夜間) | 20:00〜翌8:00:60分/100円 |
| 最大料金(月〜金) | 入庫から24時間:1,200円 |
| 最大料金(土日祝) | 入庫から24時間:1,800円 |
| 普通車 | 506台 |
| バス | 28台 |
| バイク | 20台 |
| 自転車 | 20台 |
| 身障者割引 | あり |
| 身障者スペース | あり |
岡崎公園駐車場のホームページには下記のような案内があります!お得なので覚えておきましょう🎶
ライトアップ時の拝観料と受付時間
昼間とはまったく違う表情を見せる永観堂の夜間拝観。
寺宝展とライトアップは“完全入れ替え制”のため、両方続けて入ることはできません。

ライトアップの詳細(2025年)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 実施期間 | 寺宝展期間中(11月15日〜12月10日) |
| 拝観料 | 中学生以上700円 |
| 受付時間 | 17:30〜20:30(閉門21:00) |
| 拝観可能エリア | 阿弥陀堂・庭園(夜間限定ライトアップ) |
夜は庭園の池に紅葉が映りこむ“水鏡”が美しく、
昼とは違う幻想的な世界が楽しめます。
ただし、混雑時は列が伸びるため、
19時前後が一番ピーク。早めの入場が吉。
拝観料が“高い”と言われる理由は?展示内容と維持費を丁寧に解説
「永観堂の拝観料って高くない?」という声もしばし耳にします。
しかし、内容を比較すると “高い=妥当” という声も多いです。
高いと言われる主な理由
✔通常600円 → 秋は1,000円に上がる
✔ライトアップも700円かかる
✔規制が増えて回りづらい日もある
それでも妥当と言われる根拠
以下の費用を“拝観料=浄財”として負担していると公式に明記があります。
国宝の保全・修復費
庭園・苔・参道の維持管理
紅葉ピーク時の安全誘導スタッフの増員
展示物の保存環境の維持
特に秋は観光客が急増するため、
警備・誘導・文化財保護のコストが跳ね上がることが避けられません。
永観堂は“永観堂パンフレット”にも、
拝観料は浄財として堂宇の保全や修理に使用
と明示しているため、文化財維持のための協力金という位置づけです。
まとめ
永観堂の御朱印は、授与場所・受付時間・種類・値段がはっきり整理されているため、
初めての方でも参拝しやすいスポットです。
特に2025年の秋は、寺宝展やライトアップが同時期に行われるため、
通常拝観とはまったく違う混雑・規制・拝観料になる点は要注意。
- 御朱印は境内の授与所で受付
- 通常の受付は9:00〜16:00
- 秋の寺宝展は1,000円で国宝展示が見られる
- ライトアップは中学生以上700円
- 秋は臥龍廊通行止めなど規制多数
- 御朱印帳は3種類から選べる
とくに紅葉シーズンは受付終了が早まることもあるため、
午前〜14時頃までの参拝が安心 です。
秋は拝観料が高く感じるかもしれませんが、
国宝・重文クラスの寺宝公開や大規模な安全管理、
庭園維持などの文化財保護がしっかり行われているため、内容の価値は十分。
永観堂は御朱印・寺宝展・ライトアップの魅力が一度に味わえる京都屈指の名所。
ぜひ御朱印と合わせて、秋の特別な拝観も楽しんでみてください。
紅葉ライトアップの詳細や混雑状況はこちらで詳しくまとめています
➡ 永観堂の紅葉2025見頃&ライトアップガイド
