2025年8月23日(土)に開催予定の「錦江湾サマーナイト大花火大会」。
「錦江湾サマーナイト大花火大会2025は台風で中止になるの?」
──そんな声がSNSでも広がっています。
当日8月23日(土)は晴れ予報ですが、九州では台風12号や線状降水帯の大雨被害が続いており、会場が無事でも“交通や安全面”で開催が危ぶまれる状況です。この記事では、大会の中止基準・過去の事例・インフラ被害によるリスクを整理し、当日どう判断されるのかを徹底解説します。
錦江湾サマーナイト大花火大会2025の開催概要
YouTube南日本放送チャンネルでライブ配信も楽しめます!/23日(土)19時~
開催日:2025年8月23日(土)
開場時間:16:30~(予定)
打ち上げ時間:19:30~20:30(予定)
※大会セレモニーは19:20〜19:30
会場:鹿児島港本港区
アクセス:JR鹿児島駅から徒歩15分
駐車場:なし(公共交通機関を利用)
有料席:あり(詳細は公式サイト参照)
屋台など:あり
問い合わせ:099-808-3333(鹿児島市総合案内コールセンター サンサンコールかごしま)
2000年から開催されている九州最大級の花火大会。世界有数の活火山・桜島と、波静かな錦江湾を背景にした雄大なロケーションは圧巻です。毎年、1尺玉の連発や2尺玉の同時打ち上げといったこだわりの演出が行われ、約15,000発の花火が夏の夜空を彩ります。
ウォーターフロントから広がる絶景は、まさに「世界一級の自然景観」と呼ぶにふさわしい舞台です。
台風12号の進路と鹿児島への影響
2度の線状降水帯…記録的大雨から1週間――床上・床下浸水759棟、農業被害は47億円…だが、最も被害の大きい姶良、霧島は「状況を調査中」 国道やJRの復旧も見通せず https://t.co/1GSvf2tGHc #南日本新聞 #鹿児島 pic.twitter.com/sq4yRMsDrt
— 南日本新聞【公式】 (@373news_twit) August 15, 2025
気になるのは台風12号の影響です。22日には九州に接近・上陸する見通しがあり、警戒が続いています。

「当日晴れ予報なら大丈夫?」と思う方も多いはずですが、問題は前日までの影響です。
交通・インフラの影響によるリスク
会場が無事でも、交通やインフラの安全が確保できなければ中止になる可能性があります。
お盆直前に発生した8日未明から明け方にかけての線状降水帯で2回発生した線状降水帯の大雨により、鹿児島・熊本ではすでに大きな被害が出ています。
直後の断水や道路の通行止めの被害は解消されつつありますが、JR日豊線や肥薩線、国道10号の網掛橋は復旧のめどが立ちにくい状況のまま。
- 霧島市や姶良市では住宅浸水や家屋倒壊、断水の被害
- 高速道路やJR各線(日豊本線・鹿児島本線など)で通行止め・運休
- 復旧作業は進むものの、完全復旧には時間がかかっている
つまり「前回の線状降水帯による被害が残る中で、さらに台風12号が接近する」という二重のリスクがあるため、当日晴れても中止の可能性があるのです。
【🎆あと3日🎆】
— 【公式】かごしま錦江湾サマーナイト大花火大会実行委員会 (@summernight2024) August 20, 2025
大会当日の会場周辺は交通規制がかかります。
規制にあたり、会場周辺の皆様方にはご迷惑をおかけしますが、ご協力のほどお願いいたします💦
また、大会中の航泊制限区域内での航泊・観覧はご遠慮ください‼︎
(場合によっては花火打上を中止することがあります)#花火大会 #観光 pic.twitter.com/ahsgYsC3sa
錦江湾サマーナイト大花火大会 中止の可能性は?
少雨決行・荒天中止=「小雨なら開催、荒天や強風・高波、交通の安全が確保できなければ中止」
過去の中止事例(当該大会)



鹿児島はもともと台風通過する機会が多い土地柄。過去も台風中止はあった?
- 2015年:桜島の噴火警戒レベルが4に引き上げられ中止
- 2020〜2021年:新型コロナウイルスの影響で中止
今年の中止事例(他大会)



この2025年・夏は台風9号の影響などで中止になった花火大会はいくつかあります。
- 神奈川県「サザンビーチちがさき花火大会」中止
- 神奈川県「久里浜ペリー祭」中止
どちらも共通するのはビーチ・浜、など海周辺で行われている花火大会です。
海沿いの地域や、海上に打ち上げの台船を設置して打ち上げるタイプの花火大会は風にも影響を受けがちです。早いうちに中止・延期を決めたところもあるようです。
22日以後は台風12号は熱低に変化する見込み、とも言われますが雨・風共に油断禁物です。
雨・風で花火大会が中止になる一般的な基準


「どのくらいの雨や風なら中止?」と気になる方も多いはず。公式に法律や気象庁が定めた数値はありませんが、花火業者や運営マニュアルではおおよそ次のような目安が共有されています。
気象条件 | 中止の目安 | 理由 |
---|---|---|
風速 5m/s 前後 | 注意レベル | 花火が流されやすく、観覧席方向に落下の恐れ |
風速 7〜8m/s | 中止判断が多い | 大玉(尺玉)の打ち上げは危険、設営物や観客の安全も不安定 |
風速 10m/s 以上 | ほぼ確実に中止 | 火薬・台船・観客いずれも危険で開催不可能 |
小雨(1〜2mm/h程度) | 開催されやすい | 火薬はシートで防水可能、観客もレインコート対応可 |
中〜強雨(5mm/h以上) | 中止検討 | 着火不良や不発事故、視界不良のリスク増大 |
豪雨(10mm/h以上) | 中止判断が多い | 火薬管理困難、観客避難リスクが高い |
👉 雨よりも風の影響が大きいのが特徴です。特に錦江湾大会は海上台船からの打ち上げ方式なので、強風や波浪が直撃リスクになります。
ここがポイント💡
- 「晴れ予報だから大丈夫」とは限らない
- 強風・高波の方が中止要因になりやすい
- 主催者は消防・警察と連携して午前7時頃までに総合的に判断
開催可否の最終判断はいつ発表される?
- 基本的に当日午前7時に主催者が判断
- 大会公式ウェブサイト
- 大会公式X
- 桜島フェリー|桜島フェリー
- 桜島フェリー納涼船の問い合わせ:鹿児島市船舶局営業課(TEL:099-293-2525)へ
観覧を予定している方は、出発前に必ず公式発表をチェックするようにしてください。
当日23日(土)天気予報・台風情報
今日21日(木)午前9時、鹿児島県薩摩川内市の西の海上で台風12号が発生しました。中心気圧は1004hPa、中心付近の最大風速は18m/s、最大瞬間風速は25m/sとなっています。台風はゆっくりした速さで北東へ進んでいて、今後東寄りに進む予想
引用元::tenki.jp
まとめ
今年の錦江湾サマーナイト大花火大会は「会場の天気が良くても油断はできない」状況です。特に交通網やインフラの影響は大きく、安全面を優先して中止になる可能性も否定できません。当日参加を予定している方は、必ず公式発表を確認してから出発するようにしましょう。
- 錦江湾サマーナイト大花火大会2025は 8月23日(土)開催予定
- 台風12号の影響で「当日晴れでも中止になる可能性」がある
- 過去の中止例は桜島噴火(2015年)、コロナ禍(2020〜2021年)
- 2025年もすでに台風9号で関東の花火大会が中止されている事実あり
- 最終判断は当日午前7時に公式発表。交通や安全面を含めて要チェック