2025年8月23日(土)に開催される大阪・関西万博「JFEスペシャル花火」。今回は例外的に19時19分からの打ち上げ時刻が事前発表され、「花火の打ち上げ時間が事前にわかるの嬉しい」「見逃す心配がなくなった!」とSNSでも話題になっています。
一方で「だけど、なんで今回は時間が出たの?」という疑問も多く、本記事ではその理由を公式情報をもとに整理。
さらに、当日の立入規制に加え、花火鑑賞をスムーズに楽しむための“混雑を避けるコツ”や、人の動線コントロールが実施される予定エリアについてもわかりやすく解説します。
なぜ8/23打ち上げ時間は事前発表?
※8月23日(土)は19時19分頃から打ち上げ開始予定です。9月27日(土)、10月8日(水)の打ち上げ時刻は調整中です。
引用元:大阪関西万博公式HP>お知らせ
▼主催のJFEでも公式HPで下記の案内とSNS投稿がありました。
久しぶりの投稿ですが…重大発表です📣
— 大阪・関西万博 🎆 JAPAN FIREWORKS EXPO 公式 | 日本全国の花火大会が集結! (@JFP_HANABI) August 18, 2025
【 次回 JAPAN FIREWORKS EXPO (JFE ) 】
🗓8月23日(土)
これまで非公開だった打ち上げ時刻――
今回はこれまでより大幅に変更となるため、遂に公開します!
🎆《19:19 START!》
万博の夜空に、“未来につなぐ希望の花火”が咲きます。
▶︎… pic.twitter.com/XoalBxKlO7
打ち上げ予定時刻:
引用元:JFE公式HPより
8月23日 (土) 19:19頃
※当日の天候などにより時間が変更になる場合がございます。
19時19分と刻んだ時刻が印象的。当日の天候や状況により変更になってもこの時刻を目安に行動!
これまで公表されなかった理由
まず前提として、JFEスペシャル花火はこれまで打ち上げ時刻を“非公開”とする運営方針でした。
これは「特定の時間に観客が殺到し、会場や駅に一斉に人が集まるのを避けるため」という、安全上の理由によるものです。
①帰宅困難・混雑トラブルを受けた運営判断
夏休みに入ってすぐの7月23日のJFE花火では、注目度も観客数も高まった影響で花火終了と同時に来場者が一斉に夢洲駅に向かう結果となり構内が大混雑し、一部で帰宅が困難になる状況が発生しました。

この時は、地下鉄は通常運転だったのでバス拡充前の西ゲートが特に大混雑!!
タクシーなども足りなくなり午前1時過ぎまで帰宅できない人も…
さらに8月には、大阪メトロ中央線が停電により一時運転見合わせとなり、会場内に数千人が滞留。パビリオンの緊急開放や飲料の提供など、臨時対応が行われた事態となりました。



この出来事は、後に “オールナイト万博” とまで呼ばれるようになるほど大きな騒動でした。
「こんな経験なかなか無いし、逆に貴重だったかも…!」とポジティブに受け止める人もいましたが、一方で高齢の方や小さな子連れ、翌日に予定があった人にとっては本当に大変だったという声も多く上がっています。
👉 こうした大きな2回の混雑・帰宅困難を踏まえ、運営側は
「来場者が打ち上げ時刻を把握したうえで行動を計画できるようにしたほうが、安全につながる」
と判断し、今回は例外的に花火の打ち上げ時刻を事前発表したと考えられます。
②「晴れ風ACTION」との共催で“メッセージ性”を高めたため
8月23日に全国の花火大会が大阪・関西万博の夜空に復活!キリンビール「晴れ風ACTION」と連携 日本の夏の風物詩を世界へ発信 癒しの花火動画も!
— 婦人公論 (@fujinkoron) August 11, 2025
「晴れ風ACTION特別共催 未来につなぐ希望の花火」打ち上げプロジェクト 宇都古舞 https://t.co/R4rnbgc3Ie #婦人公論 #花火
8月23日は、全国の花火大会が一堂に会し“想いのこもった花火玉”を夜空へ届ける特別共催イベントでもあります。
全国が一つになる“象徴的な時間”として19時19分が掲げられたとみられ、演出意図の面でも時刻を公表する必要があったと言えます。
都道府県 | 花火大会名 |
---|---|
福島県 | 相馬花火大会/双葉花火 |
茨城県 | 大子町花火大会と灯籠流し |
大阪府 | 高石シーサイドフェスティバル |
大阪府・兵庫県 | 猪名川花火大会 |
岡山県 | 鏡野町大納涼祭 |
山口県 | 秋吉台観光まつり 花火大会 |
③通常の「毎日花火」が時間公表されているため全体のバランスを取った
万博期間中には、「Japan Fireworks Expo」のほかにも“ミニ花火”が毎日決まった時間に打ち上げられています。
JFE花火だけが時間非公開のままだと、「ほかの花火は時間がわかるのに、これだけなぜ…?」という声も出やすく、観覧スケジュールの立てづらさにもつながります。
そのため全体のバランスを取る目的で、今回のみ時間を事前公表したという見方もできます。
④花火を見逃してしまう人を減らすため
万博を訪れる人の中には、「この日が最初で最後の来場」というケースも多くあります。その場合…
「時間がわからずパビリオンを回っている間にいつのまにか花火が終わっていた…」
という状況は、かなり大きな“がっかり体験”になります。
- 万博花火期間にやっと夜までいたのにパビリオン入ってて見逃した
- 母たち昨日万博入りしてたけど、青と虹のパレード良い席で見れたみたいで羨ましい。昨日はカミナリ警報出てたみたいだね。ミニ花火はパビリオン内で見逃したみたい…
- 屋内に居たら万博花火見逃した



そもそも5分ほどの打ち上げ時間なら、自分が想定していた時間とずれていたら、見逃す確率は高いです。
事前に打ち上げ時刻を明らかにしておくことで、観覧の予定を立てやすくし、見逃しを防ぐという運営側の配慮もあったと考えられます。
打ち上げ時刻を事前発表するメリット・デメリットは?
花火の打ち上げ時刻が“あらかじめ分かる”というのは一見ありがたい反面、実際には良い面と注意すべき面の両方があります。



中には打ち上げ時間を事前発表しなくてもよいと思っていた人がいる、ということ?なぜ?
ここでは、事前発表されたことで生じるメリット・デメリットをわかりやすく整理しておきます。
区分 | 内容 |
---|---|
メリット | ・長時間の場所取りを避けられる(7/23は15:30頃から列が発生) ・「いつ花火が上がるかわからず見逃した」という事態を防げる |
デメリット | ・花火直前に人が集中しやすく、動線が混雑しやすい ・「花火中にパビリオン空いたタイミングで入ろう」といった作戦が使いにくくなる |
💡ポイント!
→ 今回は“時間がわかって便利”な一方で、
移動のピークがはっきり生まれる=立入規制や一方通行が必要になるという流れにつながりそうです。
立入規制は何時から?動線コントロールはどこで行われる?
8月23日も花火打ち上げ時には一部エリアで立入規制や一方通行が実施される可能性が高いです。
実際、7月のJFE花火の際には万博公式サイトで事前に規制エリアの図が公開されており(※下図参照)、その内容が今回も十分参考になると考えられます。
以下に、注意しておきたい規制エリアと混雑時間帯をまとめておきます。


▼図を画像で表してみると…?


- 前回(7/23)は18時30分から規制開始➡花火は19:57~。
- 今回は19:19からの打ち上げが事前に告知済み➡同じようなタイムラインの場合、規制開始も約38分早い「17:50頃〜」になる可能性があります。



前回にもましてより早い準備を!
前回より規制開始が早まる可能性があるため、いつも以上に早めの準備が重要です。
ただし、日中は気温が高くなるため、熱中症対策(飲み物・日傘・タオルなど)をしっかりした上で行動するようにしてください。
規制対象となる可能性が高いエリア
7月23日の花火では、以下2か所が公式に「立入規制エリア」として示されました。
規制エリア | 内容 |
---|---|
大屋根リング上 | 花火打ち上げ前~終了後、一定時間規制退場(スタッフ誘導)あり |
ウォータープラザ〜静けさの森南側 | 立入規制+一方通行が実施(混雑状況に応じて調整) |
※8月23日も同じエリアを中心に、状況に応じた立入規制・一方通行が実施される可能性があります。
■打ち上げ直前〜終了後は「一方通行モード」に注意
- アナウンスや警備員による誘導に従うのが安全です
- 打ち上げ 15分前〜終了後約10分間:人の動線が集中
- 運営側が通路確保のため立ち止まり禁止エリアを設定
混雑を避けるコツ|おすすめ観覧エリアと選び方
\実はこうすれば混雑をかなり避けられます/
JFE花火は連日打ち上げられている万博会場のミニ花火よりは高い位置、また南側(海側)の空に上がるため、パビリオンや森が視界を遮らない場所であれば会場内たいていの場所で見上げれば見ることが可能です。
万博会場内ではすべての花火が自由観覧可能ですが、打ち上げられる“高さ”の違いによって「見やすさ」も変わります。


最大10号玉を使用するJFEは、遠くからでも視認性が高く、建物や人混みに左右されにくいのが特徴です。
一方、ミニ花火(最大4号玉)は比較的低い位置での打ち上げになるため、遮るものが少ない場所を選ぶとより楽しめます。
項目 | Japan Fireworks Expo(JFE) | ミニ花火(天神祭/夏休みEXPO) |
---|---|---|
使用花火の号数 | 最大10号玉(大玉) | 最大4号玉(小型) |
打ち上げ高度の目安 | 約300m程度(視認性が高い) | 約120m程度(やや低い) |
見えやすさ | 遠くからでもよく見える。建物や混雑の影響を受けにくい | 遮るものがあると見えにくくなる可能性あり |
おすすめの観覧位置 | 会場内の広範囲でOK | 建物のない開けた場所がベスト |
迫力 | 高く大きく打ち上がり、芸術性も高い | 近距離で楽しむ、BGM付きの演出が特徴 |
そのため、「臨場感を重視するのか」「花火後すぐにパビリオンを回りたいのか」など
例えば
- 臨場感を味わいたい → 大屋根リングの上やウォータープラザ周辺
- 花火後すぐにパビリオンを回りたい → 各パビリオン周辺で南側が開けている場所
- 少しでも混雑を避けたい → 東西ゲート出入口付近(SNSでも「ゲートから見られた」という投稿あり)
エリア | 特徴 | おすすめ度 |
---|---|---|
大屋根リング南側外周 | スペースが広く比較的落ち着いて観覧できる | ★★★☆☆ |
環状外周の内側(ウォータープラザ付近) | 打ち上げ方向が正面。臨場感重視派に◎ | ★★★★☆ |
大屋根リング北側 | 限定的だが視界が開けており比較的見やすい | ★★☆☆☆ |
前回より約38分は早い!
👉 見逃したくない人は「環状外周の内側」+17時台より前に到着が安心!
観覧前にチェックしておきたい注意点
- 16時には目安に会場入りすると座れる場所も確保しやすい
➡17時50分前後には規制が始まる可能性 - 花火直後はすぐに動けないことを想定し、トイレは開始前に済ませておくと安心
➡トイレはたくさん設置されてるけど混雑で移動が困難 - 暑さ・急な雨に備えて「飲み物・つまめる食べ物+ハンディファン+レインコート」は必携
➡待っている間はヒマ。飴やお菓子、熱中症対策用の飲み物は確保しておくと安心!
➡台風の影響が出る可能性もあり雨具の準備はしていて損なし♪
まとめ
大阪万博8月23日のJFEスペシャル花火は、例外的に19時19分から打ち上げと事前発表されています。
7月の混雑トラブルを受けた安全対策に加え、全国の花火大会が想いをつなぐ“晴れ風ACTION”の日であることが背景にありました。
「時間がわかる=便利」な一方で、打ち上げ前後に人が集中するため立入規制や一方通行が実施される可能性が非常に高い点にも要注意です。
ぜひ早めに現地入りして、安全に万博の特別な花火を楽しんでください ✨
※9月・10月開催分についても、時刻が公表され次第こちらの記事内で追記予定です。